2017年6月3日放送の「17年前と同じ現場(前編)(後編)」。
前回のアニメ放送は「防犯システムの落とし穴」でした。
原作のコナンでの前回のお話は、将棋の棋士であった羽田浩司がAPTX4869を飲んでいたという事実が判明しました。
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そこからコナン達は羽田浩司について調べて、17年前の事件について知ることになる大事なお話です。
今記事では861話・862話「17年前と同じ現場」は原作のお話なのか?アニオリなのか?などを簡単なあらすじを含めて解説します。
※ここからは簡単なネタバレを含むため、注意してください。
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アニメ861話・862話「17年前と同じ現場」は何巻?原作で何話?
アニメ放送されている「17年前と同じ現場(前編)(後編)」は原作コナンの話となり、対象の単行本は89〜90巻です!
名探偵コナン89巻に掲載されている話↓
File1:死角での犯行
File2:デパートでランチ!
File3:バラつく証言
File4:証言の真相
File5:千葉の難事件
File6:未確認飛行物体
File7:ソーラーバルーン
File8:意地悪なおじいさん
File9:真の夫婦
File10:座右の銘
File11:握られたハサミ
名探偵コナン90巻に掲載されている話↓
File1:甘い匂い
File2:切り取られた文字
File3:霊魂探偵
File4:怪しき隣室には
File5:暗がりに鬼を繋ぐが如く
File6:裏切りの制裁
File7:裏切りの行方
File8:裏切りの矛先
File9:裏切りの真相
File10:宿里村の怪
File11:鵺の鳴く夜
アニメ「17年前と同じ現場」の簡単なあらすじ

公式HPのあらすじはこちら↓
コナンは、黒ずくめの組織の手がかりを追っている内に、灰原の記憶から羽田秀吉の亡き義兄・羽田浩司に辿り着く。羽田浩司は、17年前にアメリカのホテルで何者かに殺されていた。その事件を調べていると、阿笠博士は殺人事件に関連する発明品のハサミのことで目暮警部に呼び出されていたことを思い出す。そこに居合わせた沖矢昴(赤井秀一)と共に、事件現場に向かうコナンたち。
殺害されたのは、不動産会社社長の樋山邦寿。手に阿笠博士が発明したハサミを握りしめたまま、離れにある風呂場の脱衣所で撲殺されていた。遺体は鈍器のようなもので頭部を殴られており、周囲にはガラス片が散らばって水道の蛇口も開きっぱなしになっていた。第一発見者の仙波和徳は凶器を所持しておらず、発見した時には頭から血を流して倒れていたという。
沖矢は、今回の事件の状況を羽田浩司が殺された事件と酷似していると語るが……。
アニメ「17年前と同じ現場」の登場人物

「17年前と同じ現場(前編)(後編)」の登場人物
・江戸川コナン
・阿笠博士
・灰原哀
・目暮十三
・高木渉
・千葉和伸
・ジョディ
・赤井秀一
・沖矢昴
・アンドレ・キャメル
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「17年前と同じ現場」は羽田浩司殺人事件の重要回!
前回のお話849話/850話「婚姻届のパスワード」の最後にコナンが飲んだAPTX4869の被験者リストに羽田浩司の名前があったことがわかりました。
今回の話は名探偵コナンでも重要/黒の組織のRUM編でも重要な羽田浩司殺人事件の概要がわかります。
コナン達は羽田浩司殺人事件について、ネットで上がっている記事を確認して、事件について知ることになります。

羽田浩司殺人事件については104巻で解説されている
今回の話が原作の89巻〜90巻の話であり、ここでコナンは初めて羽田浩司殺人事件について知ります。
そしてこの伏線については104巻でちゃんと描かれます。既に発売もしているので、真相が気になる方は104巻を読むのをおすすめします。
「17年前と同じ現場」でわかった羽田浩司殺人事件の相関図

今回の話でわかった羽田浩司殺人事件の相関図となります。
ネットに上がっていた記事だと、アマンダが組織が行った犯行に見えて、羽田浩司の部屋が組織がやってないように見えています。
浅香が消息を絶っており、コナンと赤井秀一は「ASACA RUM」浅香はラムなのでは?という結論にいたりました。
【ネタバレ】「PUT ON MASCARA」のアナグラムの答えは…?

「17年前と同じ現場」では、「PUT ON MASCARA」→「U MASCARA」→「ASACA RUM」→「浅香 ラム」という結論がつきました。
ただ、この後の話のネタバレになりますが、941話/942話「マリアちゃんをさがせ」でこのアナグラムを赤井秀一と工藤優作が解きます。
「U MASCARA」→「CARASUMA」→「烏丸」
となりました。
つまり、羽田浩司が伝えたかったのは、烏丸蓮耶。
黒の組織のボスは烏丸蓮耶ということが判明しました。
羽田浩司殺人事件からまさかの黒の組織のボスまで導き出せた回です。

アニメ「17年前と同じ現場」の簡単なネタバレ

このお話は黒の組織のRUM編の中で特に大事になるお話です。
物語の初めに、17年前の事件の情報についてコナンはネットで調べ、そこで羽田浩司、浅香、アマンダヒューズなどの情報を得ます。
いわゆるこれが俗に言う羽田浩司殺人事件となります。
アニメ「17年前と同じ現場」の簡単なネタバレ▼
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浅香の名前が初めて登場する回

RUM編において重要な人物の一人となる浅香(あさか)がこの話で初めて出てきます。
浅香はアマンダヒューズのボディガードであり、この事件での重要参考人です。
ただ、この事件の後からいなくなってしまい、まだ生きている可能性があります。
また、組織も追っている人物であり、まだまだ謎が多い浅香という人物が伏線として出てきます。
ネタバレになりますが、浅香について知りたい方は以下記事をチェックしてください。
【関連記事】浅香の正体は〇〇とについて解説!
今回の事件が17年前の事件に酷似している

「17年前と同じ現場」の事件は羽田浩司殺人事件と同様に、被害者が洗面台の近くで亡くなっており、ガラスが散らばっている。更に手にはハサミを持っています。
これは羽田浩司が亡くなった時と同じであり、羽田浩司は「PUT ON MASCARA」と書かれた手鏡を持っていたことまでわかっています。
この事件についてコナンと沖矢昴(赤井秀一)が挑みます。
灰原哀が作ったAPTX4869は昔と違うもの
羽田浩司殺人事件の資料をコナンと灰原が一緒に読んでいた時に気づいたのがAPTX4869(アポトキシン)について。
灰原はコナンにあった時に私が作った薬と言っており、灰原の年齢は18歳。羽田の事件は17年前となるので、灰原が作る前からあることが判明します。
灰原は17年前の薬について…、母親である宮野エレーナと父親である宮野厚司が作ったAPTX4869と言います。
灰原は火事の研究所から資料を集めて再現したとのこと。
つまり、17年前の薬と今のアポトキシンが違うということが判明します。
更に灰原は心の中で、
灰原哀「まあ、私が本当に作らされていたのは…別の薬なんだけどね」
とまさかの発言をしました。
コナンは幼児化しているため、現在のAPTX4869と昔の薬は違いがあるという新たな伏線が発生しました。
赤井秀一(沖矢昴)にとって17年前の事件はFBIに入るきっかけ?
今回のお話は重要な要素が多くつまりすぎており、多くの伏線となっています。
この事件にコナンと一緒にいった沖矢昴(赤井秀一)が、
沖矢昴「17年前…羽田浩司が殺された事件と…酷似しているんだよ…俺をFBIに駆り立て…あの事件にな…」
とまさかのFBI捜査官になるきっかけの事件と判明しました。
赤井秀一の父親“赤井務武”についても触れる回

赤井秀一は直接17年前にこの事件に関わったわけではなく、自分の父親である赤井務武がこの事件に関わったとコナンに話しました。
赤井務武は現在失踪していましたが、もしかしたら羽田浩司殺人事件に首を突っ込んだため、消えてしまったということがわかりました。
そこから赤井秀一はFBI捜査官になるという流れがわかりますね。
まだまだ謎が多い赤井務武について軽く触れられる伏線回でした。

羽田浩司事件が本格的に動き出す
この回では、17年前の羽田浩司事件が本格的に前面へ出てきました。
羽田浩司は17年前、アメリカのホテル「Juke」で殺害されており、現在の樋山邦寿殺害事件がその現場と似ていると分かります。
阿笠博士が、樋山事件で博士の発明したハサミが握られていたと話すことで、コナンは現在事件の現場へ向かう流れに。
ハサミ、割れたコップ、切り取られた文字という小道具が、ただの事件現場の違和感ではなく、17年前の事件を考える入口になっていくのが怖いですね。
現在の殺人事件を解くことが、そのまま羽田浩司事件を追う作業につながっていくのが、この回の一番ゾクッとするところです。
アニメ「17年前と同じ現場」の事件の流れ
861〜862話「17年前と同じ現場」は、黒ずくめの組織“ラム編”の核心に触れる、かなり重要なエピソードです。
しかし物語の表では、もう一つの不可解な殺人事件が起こっていました。
厳重な警備が敷かれているにもかかわらず、屋敷の離れで社長が殺害されるという衝撃の事件が発生します。
しかも被害者は、なぜかハサミを握りしめたまま死亡。
さらに現場には、割れた食器や出しっぱなしの蛇口など、意味深な状況がいくつも残されていました。
コナンと沖矢昴は、現場に残された小さな違和感を一つずつ拾い上げていきます…!
※ここでは、ネタバレと伏線を中心に解説していきます!
アニメ「17年前と同じ現場」の事件の流れ▼
- アニメ「17年前と同じ現場」の事件の流れ
コナンと灰原が17年前の羽田浩司事件を調べる
物語は、コナンと灰原が阿笠邸で17年前の羽田浩司事件について調べるところから始まります。
この時点で、普通の事件回ではない空気がかなり強いです。
羽田浩司、アマンダ・ヒューズ、浅香、ホテル「Juke」という情報が並び、本筋の不穏さが前面に出ています。
羽田浩司とアマンダ・ヒューズは、17年前に同じホテルで殺害されています。そして浅香はアマンダのボディーガードで、事件後に姿を消しています。
冒頭から、RUM編へつながる大きな未解決事件を見ている感覚があります。
この段階では、17年前の犯人は分かりません。
けれど、コナンがそこへ強く関心を向けていることが重要。
現在事件へ入る前から、本筋の謎を追う緊張感がしっかり流れています。
阿笠博士がハサミを握った死体の事件を話す
阿笠博士は、今朝起きた事件で被害者が博士の発明したハサミを握っていたと話します。
この情報によって、17年前の羽田浩司事件と現在の樋山邦寿殺害事件が重なって見え始めます。
ハサミという小道具が、過去と現在を結ぶ入口になるんです。
被害者は樋山邦寿です。現場は奥穂町にある樋山の家で、主な現場は母屋ではなく離れ、特に風呂場の脱衣所です。
阿笠博士の発明品が現場にあることで、コナンも現場へ向かう必要を感じます。
ここで空気が一気に変わります。17年前の未解決事件を調べていたら、似た構造の現在事件が起きる。
偶然にしては気持ち悪い重なりがあり、見ている側も一気に引き込まれますね。
沖矢昴が現れ、現場へ同行する
阿笠邸に沖矢昴が現れ、コナンと阿笠博士に同行して樋山邦寿の家へ向かいます。
ここで、現在事件に沖矢/赤井側の本筋が重なります。
沖矢がただの同行者ではなく、17年前の事件に強い関心を持っているのが伝わる場面です。
沖矢が加わることで、捜査の見え方が変わります。コナンだけでなく、沖矢も羽田浩司事件を追っている。さらにその背景には赤井務武の件があります。
現在事件の調査なのに、赤井家の縦軸が静かに入ってくるのがかなり意味深です。
この流れから、コナンと沖矢の共同推理が始まります。
現場へ向かうだけの移動でも、すでに「この事件は本筋へつながる」と感じさせるのが上手いです。
樋山邦寿が離れの脱衣所で撲殺されている
樋山邦寿は、離れの風呂場の脱衣所で撲殺されていました。
現場には開いた蛇口、割れた文字入りコップ、ハサミがあります。樋山が死ぬ直前に何かを伝えようとした痕跡が、はっきり置かれているんですよね。
ここで気になるのは、なぜハサミを握っていたのか、なぜコップが割れているのか、蛇口の水は何に使われたのかです。
ただの撲殺現場ではなく、被害者の執念が残っている現場として見えるのが怖いです。
さらに、この現場は17年前の羽田浩司事件を思わせる形でもあります。
現在事件の謎を追いながら、頭の片隅では17年前の現場がちらつく構成になっています。
仙波和徳が第一発見者として状況を再現する
仙波和徳は、樋山邦寿の第一発見者として登場し、発見時の状況を再現。
この時点では、第一発見者として事件を説明する側に見えます。
けれど、その行動や身なりには、後で引っかかる違和感が残ります。
仙波の服の乱れ、スリッパの血、現場での動き方は、ただ発見しただけでは説明しにくい部分があります。
第一発見者の言葉をそのまま信じていいのか、少しずつ不穏さが増していきます。
この回の怖さは、仙波が最初から派手に怪しいわけではないところ。
善良そうな老人にも見える人物が、実はかなり複雑なトリックを組んでいたと分かる流れが後で効いてきます。
蜂蜜状の付着物とアリの行列が手がかりになる
樋山の傷口に蜂蜜状の付着物が残っていたことが、事件の大きな入口になります。
さらに、縁側下のアリの行列も手がかりになります。殺人事件の現場で蜂蜜とアリが出てくるのが、見た目としてかなり異様です。
最初は、なぜ傷口に蜂蜜のようなものがあるのか分かりません。
けれど、蜂蜜が付いたカプセルの存在へつながることで、凶器を離れへ送り込む仕掛けが見えてきます。
かわいらしいはずの蜂蜜やカプセルが、殺人の準備に使われていたと分かる落差が怖いです。
アリの行列も、地味ですがかなり効いています。そこから蜂蜜付きカプセルの存在が浮かび、仙波のトリックへ近づいていきます。
小さな虫の動きが殺人のルートを示すのが、コナンらしい回収です。
カラーボール、屋根、雨どい、小窓がつながる
カラーボール、屋根、雨どい、トイレの小窓がつながることで、仙波の凶器搬入トリックが見えてきます。
仙波は、カプセルトイのカプセルに鉄球と蜂蜜を入れ、カラーボールと一緒に屋根へ投げていました。
蜂蜜によって鉄球入りカプセルの転がりが遅くなり、カプセルは屋根から雨どいを通って小窓付近へ移動。
カラーボールは、屋根へ物を投げ込んだ音をごまかす役割にもなります。
子どもっぽい小道具が、かなり計算された凶器移動の仕掛けに変わるのがゾクッとします。
このトリックは派手ではありませんが、かなり気持ちいいです。蜂蜜で転がりを遅らせる、雨どいを通す、小窓付近へ運ぶ。
物の性質と現場の構造が一本線でつながる瞬間があります。
仙波が鉄球を靴下に入れて凶器にしていたと分かる
仙波は現場側でカプセルを回収し、鉄球を靴下に入れてブラックジャック状の凶器にしていました。
つまり、凶器は最初から手に持って持ち込んだのではなく、分解した状態で離れへ送り込まれていたわけです。
この仕組みが分かると、蜂蜜、カプセル、カラーボール、雨どい、トイレの小窓が全部つながります。
バラバラだった違和感が、凶器の搬入と使用という一本の流れにまとまるのが気持ちいいです。
樋山を殴ったあと、仙波は血を処理し、第一発見者を装っていました。服の乱れやスリッパの血、ルミノール反応で返り血が出る可能性も、仙波が発見者以上に現場で動いていたことを示していきます。
仙波の動機が駄菓子屋の土地を奪われた恨みだったと分かる
仙波和徳の動機は、祖父の代から続いた大切な駄菓子屋を樋山邦寿に奪われ、取り壊された恨み。
樋山は仙波の息子夫婦を言いくるめて土地売買を進め、仙波が関われないよう交通事故に遭わせました。
仙波が入院している間に、駄菓子屋の土地は奪われ、店は取り壊されます。この背景はかなり胸に重いです。
思い出の詰まった場所を奪われた怒りは分かりますが、それでも殺人は正当化できません。
ここで後味がかなり苦くなります。仙波の恨みには理由があります。でも、鉄球を使って樋山を撲殺した時点で、戻れるものは何もなくなっています。
トリックの面白さと、動機の苦さが強く同居する事件です。
樋山のコップから「SENBA」が導かれる
樋山邦寿は、FUSAE BRANDのコップ、水、ハサミを使って、仙波を示す「SENBA」のメッセージを残していました。
ここは現在事件の決め手です。樋山が死の直前に、犯人を示そうとした執念がかなり強く出ています。
水中でコップの文字を切り取るという行動は、かなり苦しい状況でのダイイングメッセージです。割れたコップ、開いた蛇口、ハサミがそれぞれ意味を持ちます。
現場の違和感が、被害者の最後のメッセージへ変わる瞬間が気持ちいいです。
ただし、「SENBA」は現在事件の犯人である仙波和徳を示すものです。
17年前の「RUM」とは別です。この違いを分けて見ることで、現在事件の解決と本筋接続の両方がきれいに見えてきます。
「PUT ON MASCARA」から「ASACA」と「RUM」へたどり着く
現在事件のメッセージ構造をきっかけに、コナンと沖矢は17年前の羽田浩司事件の「PUT ON MASCARA」へたどり着きます。
そこから「ASACA」と「RUM」が浮上します。ここで、事件の空気が一気に黒の組織本筋へ変わります。
この場面のすごさは、現在事件の解決の延長にRUMが出てくるところです。
樋山の「SENBA」を解いたからこそ、17年前の文字にも別の読みがあるのではないかと進める。
単発事件の推理が、本筋の謎解きへつながる構成が本当に上手いです。
ただし、ここでもRUMの正体は確定しません。浅香がRUMなのか、RUMが羽田浩司事件にどう関わったのかも、この回では答えが出ません。
答えではなく、巨大な問いが残る締め方です。
沖矢が父・赤井務武と17年前の事件の関係を明かす
沖矢昴は、自分の父親が17年前の事件に関わっていたことをコナンへ明かします。
この情報によって、RUMの謎だけでなく、赤井家の過去にも視線が広がります。かなり大きな情報共有です。
沖矢がこの事件を追う理由が、単なる興味ではないと分かります。赤井務武の件を抱えているからこそ、羽田浩司事件は沖矢にとっても個人的な重さを持っています。
コナンと沖矢の距離が、本筋情報の共有によって一段深くなるのが印象的です。
ここでも赤井務武の行方や、17年前の事件の真相は解決しません。現在事件は終わっても、羽田浩司、アマンダ、浅香、RUM、赤井務武の謎が一気に残ります。
解決の爽快感より、次へ進む不穏さが強く残るラストです。
- コナンと灰原が、阿笠邸で17年前の羽田浩司事件を調べる。
- 羽田浩司とアマンダ・ヒューズが同じホテルで殺害され、浅香が姿を消していると分かる。
- 阿笠博士が、樋山邦寿殺害事件で博士の発明したハサミが握られていたと話す。
- 沖矢昴が現れ、コナンと阿笠博士に同行して現場へ向かう。
- 樋山邦寿が離れの脱衣所で撲殺されている。
- 現場には、ハサミ、開いた蛇口、割れた文字入りコップ、ガラス片がある。
- 仙波和徳が第一発見者として登場し、発見時の状況を再現する。
- 仙波の服の乱れ、スリッパの血、樋山の傷口の蜂蜜状の付着物が疑われる。
- カラーボール、屋根、雨どい、トイレの小窓、蜂蜜入りカプセルがつながる。
- 縁側下のアリの行列から、凶器関連のカプセルが見つかる。
- 仙波が鉄球を靴下に入れ、樋山を撲殺したと分かる。
- 仙波の動機が、駄菓子屋の土地買収と取り壊しへの恨みだったと分かる。
- 樋山のコップから「SENBA」が導かれる。
- コナンと沖矢が「PUT ON MASCARA」から「ASACA」と「RUM」にたどり着く。
- 沖矢が父・赤井務武と17年前の事件の関係をコナンへ明かす。
アニメ「17年前と同じ現場」の犯人は誰?トリックを紹介

今回の事件について羽田浩司殺人事件の内容を濃すぎて、事件を忘れている方も多いですが、ここからは事件について簡単に解説します。
今回亡くなったの不動産会社社長の樋山邦寿(ひやまくにひさ)。
頭を鈍器のようなもので殴られたことによって亡くなりました。
風呂場の脱衣所で起きた犯行であり、風呂場にはガラスの破片が散らばっていたとのこと。
最初は外部犯なのでは?と考えられましたが、実は犯人はいました。
「17年前と同じ現場」の犯人は仙波。犯行動機は不動産
今回の犯人は第一発見者でもある仙波和徳(せんばかずのり)。
駄菓子屋をやっていた人物だが、樋山が勝手に仙波の息子夫婦と土地売買を決めてしまったことに文句を言いにきたみたいです。
犯行動機は駄菓子屋の土地の売買について。
仙波は樋山が部下に命令して、仙波を車でひき、入院することになりました。
その入院の最中に土地売買の交渉を進めて、駄菓子屋を壊してしまったのです。これが犯行動機となりました。
「17年前と同じ現場」のトリックははちみつを使ったカプセル

今回の事件で難点となっているのが凶器の行方。
家の中に入るには金属探知機があり、仙波は第一発見者でありながら、もっていませんでした。
そのトリックはカプセルがポイント。
実は今回、仙波は家に入る前にカラーボールと、鉄球入りのカプセルを屋根に投げます。
するとカラーボールが先に落ちてきて、ボディガード達は子供がボールを入れたと勘違いします。
実は鉄球入りのカプセルにははちみつが入っており、時間をかけて雨樋を進んで下に落ちていく。雨樋の出口から出てきます。
仙波は家に入ると、トイレを借りて、トイレの小窓からカプセルを回収しました。
凶器はカプセルを作ってブラックジャックを作る
回収したカプセルを靴下の中に入れれば、即席のブラックジャックを作れ、頭を殴って死亡しました。
その後に身体の返り血とはちみつがついた靴下を洗ったのでした。
この時に靴下が濡れたままスリッパを履くと不自然になり、わざと樋山が投げつけたコップの破片で怪我をしました。
そして外を出た時に母屋の縁の下にカプセルを投げ入れて証拠を隠滅したのでした。
樋山がガラスのコップで残したヒントとは?

樋山が亡くなった現場はガラスが散りばっていました。
そのコップには「FUSAE BRAND」の文字が入っており、樋山はダイイングメッセージとして水の中でガラスを切ったのです。
※ガラスは水の中で切るとケモメカニカル効果で綺麗に割れます。
樋山が切って床に散らばっていたのが、「FU」「A」「R」「D」の文字。
「FUSAE BRAND」から「FU」「A」「R」「D」を除くと、「S E B A N」が残り→「SENBA」となり、犯人の仙波となります。
コナンと赤井秀一はこのワードを見て、「RUM ASACA」という文字にたどり着きました。
アニメ「17年前と同じ現場」の名言

沖矢昴「キャメル…彼女の警護…任せたぞ…」
博士達と現場に行く時に、工藤邸にいるキャメルに、灰原がいる博士の家を見張るように言ったセリフ。
沖矢昴「俺をFBIに駆り立てた…あの事件にな…」
赤井秀一がFBIになった理由が羽田浩司殺人事件ということがわかり、とても重要な名言。
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アニメ「17年前と同じ現場」のhuluやアマプラはある?

アニメ「17年前と同じ現場(前編)(後編)」はhuluで配信されています。
コナンを取り扱っているVODでは、様々なアニメコナンが見れるので登録をおすすめします!
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アニメ「17年前と同じ現場」の感想&まとめ
861〜862話「17年前と同じ現場」は、羽田浩司&アマンダ殺害と同じ匂いが漂う“再現現場”で、ハサミ・蛇口・蜂蜜が揃う不気味さが刺さる前後編です。
阿笠の発明品、カラーボール、蟻の行列が一本線につながり、沖矢との共闘まで熱い。単発の顔をしているのに、見終わった後の重さが段違いでした。
“単発の皮”を被った超重要回の圧がすごい
この前後編の良さは、単発事件の体裁を取りながら“17年前”を真正面から匂わせる重さにあります。
阿笠邸で「羽田浩司と同日にアマンダも殺された」と知った直後、奥穂町の屋敷で起きた殺人が、遺体が発明ハサミを握り、蛇口が開きっぱなしという不気味な一致。これだけで背筋が伸びます。
窓は鉄格子、玄関はボディチェックで凶器持ち込み不可能。それなのに矛盾だらけ。第一発見者・仙波の再現には返り血がない、服の乱れに嘘が滲む、割れた文字入りコップの破片まで不穏を増幅させる。
さらに沖矢が“父の影”を語り、コナンと同じ景色を見ている緊張感がたまらない。見終わる頃には、ただの屋敷殺人じゃないと確信させられます。
蜂蜜の匂いと“運搬”ミステリーが気持ちいい
後編で傷口に“蜂蜜のようなペースト”が付着していた瞬間、空気が一段冷えます。甘い匂いと無機質な暴力の組み合わせが嫌にリアルで、凶器を持ち込めない屋敷から「どう運んだ?」へ焦点が一気に絞られるのが気持ちいい。
黄色いカラーボール、鉄格子のない小窓、縁側の下の蟻の行列。散らばった小道具が一本線でつながり、沖矢とコナンが同時に答えへ跳ぶ瞬間が最高でした。
仙波が持っていた孫への人形やカタログの話まで伏線になり、阿笠の悲鳴が最後のピースになる流れも痛快。実演でカラクリを目で理解できる解決編は、推理回として満点のスッキリ感です。
解決したのに“扉が開く”後味が怖い
事件の決着以上に刺さるのは、沖矢が「17年前が自分をFBIに駆り立てた」と語る重み。普段は飄々としている彼が、父の関与まで匂わせることで、コナン側にも背負うべき過去があると示します。
文字入りコップの破片や、17年前と同じ蛇口の水音が、未解決の闇へ繋がる入口に見えてくる。屋敷事件を解いたのに、むしろ物語の扉が開いてしまう後味がゾクッとしました。
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