2021年7月10日〜7月17日に放送されるアニメ「山菜狩りとクローバー」。
1つ前の原作回は1003話~1005話「36マスの完全犯罪(パーフェクトゲーム)」でした。
脇田兼則や安室透など様々な重要なキャラが出ていました。
今回は若狭留美がメインになるお話…です!
今回は2021年7月10日・7月17日放送のアニメ名探偵コナン1011話・1012話「山菜狩りとクローバー 前編・後編」のあらすじとネタバレを紹介していきます。
※ネタバレ有り
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「山菜狩りとクローバー」の対象マンガ
今回の「山菜狩りとクローバー」は原作回になります!
前回の原作回は「36マスの完全犯罪 (パーフェクトゲーム)」となります。RUM候補の一人である「脇田兼則」が登場しました。
そして、今回はもうひとりのRUM候補である「若狭留美」が登場するお話。
単行本は97巻となります!
アニメ「山菜狩りとクローバー」のあらすじ

公式HPのあらすじはこちら↓
小林先生、若狭先生の引率でコナンたち少年探偵団は自然に触れ合う授業の下見のために群馬へ向かう。最寄駅では、元小学校教師の善田舞佳が待っていた。善田の用意したワゴン車に乗り込み、山菜採り場所に到着。付近の野原で楽しい時を過ごすが……。
アニメ「山菜狩りとクローバー」のネタバレ&伏線

TVアニメ1011話〜1012話「山菜狩りとクローバー」は、少年探偵団の山菜採りという明るい導入から、善田舞佳による吹越桐司殺害へ落ちる前後編。
ただ、シリーズ全体で見ると、若狭留美が羽田浩司を回想し、右目や四つ葉のクローバーをめぐる不穏さが強く残る重要回。
探偵団回の温かさがあるのに、ラストの空気はかなり冷えるんですよね。
若狭留美が羽田浩司を回想する
「山菜狩りとクローバー」で一番大きい本筋要素は、若狭留美が羽田浩司を回想すること。
歩美が四つ葉のクローバーを探し、「お守り」のように扱う流れの中で、若狭の記憶が羽田浩司へ向かいます。
山菜採りの明るい空気の中で、若狭の記憶だけが急に重くなるのがかなり不穏。
若狭にとっては、幸運のお守りという可愛い小道具が、羽田浩司を思い出す入口にもなっています。
若狭が単なる帝丹小の副担任ではなく、羽田浩司に強く関わる人物として見えてくるのが、この回の重要なポイントですね。
若狭留美が右目を押さえる描写が入る
若狭留美が羽田浩司を回想する場面では、右目を押さえる描写も入ります。
ここはかなり意味深。
羽田浩司の記憶と、若狭の右目の違和感が同時に出ることで、若狭の過去に何かがあるように感じさせます。
コナンが若狭留美への警戒を深める
ラストで重要なのは、若狭がクローバーを手放す様子をコナンが見ていること。
若狭の行動そのものは静かですが、コナンは見逃しません。
この視線によって、コナンと若狭の間に、ただの先生と生徒ではない緊張感が残ります。
コナンは、若狭が羽田浩司を回想したことをすべて知っているわけではありません。それでも、歩美から受け取った四つ葉のクローバーを手放す行動には引っかかります。
若狭が何を考えているのか、なぜそうしたのか。
コナンの警戒だけが次へ持ち越されます。
アニメ「山菜狩りとクローバー」のあらすじ&事件の流れ

「山菜狩りとクローバー」は、小林先生と若狭先生に引率された少年探偵団の山菜採り下見から始まります。
校外活動の明るい空気から、ワゴン車のそばに遺体が現れる殺人事件へ落ちる温度差がかなり強い前後編。
事件内では記念写真、段ボール、ピアス探し、四つ葉のクローバーが遺体移動トリックへつながります。
一方で、若狭留美の羽田浩司回想やクローバーを手放すラストも入り、探偵団回とは思えない不穏さが残ります。
少年探偵団が山菜採り体験の下見に向かう
物語は、小林先生と若狭先生の引率で、コナンたち少年探偵団が群馬へ山菜採り体験の下見に行くところから始まります。
帝丹小の日常イベントらしく、最初の空気はかなり平和です。
山菜採りというのどかな導入だからこそ、この後に殺人事件へ落ちる落差が強くなります。
ここで気になるのは、若狭留美が同行していることです。普通の校外活動に見えても、若狭がいるだけで本筋要素が入るのではないかというざわつきがあります。歩美の四つ葉のクローバーも、この時点では可愛い小道具に見えます。
でも後から振り返ると、山菜採り、若狭、クローバーがすべて後半の重要な流れへつながっているのが分かります。
善田舞佳が案内役として登場する
山菜採りの案内役として、元小学校教師の善田舞佳が登場します。善田は子どもたちにも親しみやすく、安心できそうな人物として配置されます。
犯人になる人物が、最初は信頼できる案内役として現れるのがこの回の怖いところ。
善田は、少年探偵団や歩美に近い距離で接します。
元小学校教師という肩書きもあって、子どもたちから見れば警戒しにくい相手。
けれど、後にその信頼がアリバイ作りへ利用されることになります。
優しそうな大人が子どもの善意を使ってしまう構図が、事件後にかなり苦く効いてきます。
善田のワゴン車に大量の段ボールが積まれている
善田のワゴン車には、大量の段ボールが積まれています。
最初は山菜採りの準備や荷物のように見えますが、後で遺体を見えにくくする視界遮断として効いてきます。
何気ない荷物が、後に遺体出現トリックの要になるのが上手いです。
車の中や周囲が見えにくい状態になっていることは、初見では流しがちです。ただ、この段ボールがあるから、車の陰に隠れた遺体が見えにくくなります。到着時に遺体がなかったように見せるための環境が、最初から作られていたわけです。
平和な下見の道具に見えたものが、殺人の偽装に変わる瞬間がゾクッとします。
到着後、車の前で記念写真を撮る
山奥へ到着した後、善田の車の前で記念写真を撮ります。
この記念写真は、楽しい下見の思い出のように見えますが、後に重要な証拠になります。
写真に遺体が写っていないことが、「到着時には遺体がなかった」というミスリードを作ります。
ここが巧いのは、記念写真が自然な行動に見えるところです。子どもたちとの校外活動なら、写真を撮ってもおかしくありません。でも善田にとっては、遺体が写っていない状態を残すための材料になります。
楽しい一枚が、後で事件の見え方を大きくゆがめる証拠になるのが怖いです。
山菜採り中、歩美と善田が車へ戻る
山菜採りの途中で、善田は飲み物を取りに行く流れを作り、歩美を同行させます。
ここで事件は、表向きには自然な移動に見えながら、遺体を出現させる準備へ進んでいます。
歩美が善田と一緒にいることで、善田が不審な行動をしていないように見えるのがポイント。
さらに善田は、ピアスを落としたと嘘をつき、歩美と一緒にしゃがんで探します。
この間に車を動かす余地が生まれます。歩美は善意で協力しているだけです。だからこそ、後で善田が歩美を利用したと分かった時の苦さが強いです。
子どもの優しさがアリバイ作りに使われる構図が、見ていてかなり胸に残ります。
車の後ろの木のそばで吹越桐司の遺体が見つかる
コナンたちは血の匂いに気づき、車の後ろの木のそばで吹越桐司の遺体を発見します。山菜採りの空気はここで一気に冷えます。
さっきまで校外活動だった場所に遺体が現れる落差が、かなり強烈です。
視聴者がまず引っかかるのは、なぜ到着時には見えなかった遺体が、後から現れたように見えるのかという点。
記念写真には遺体が写っていません。山村警部もその状況を不審に思います。
「遺体はいつ現れたのか」というミステリーが、事件の中心に立ち上がります。
吹越桐司の正体が閏間茂史だと判明する
調べが進むと、吹越桐司の本名が閏間茂史であり、指名手配中の結婚詐欺師だったことが分かります。
ここで被害者の見え方が変わります。
吹越は単なる善田の婚約者ではなく、善田を騙していた人物だったわけです。
この正体判明によって、善田の動機が見えてきます。善田は婚約者だと思っていた相手に裏切られ、さらに別の女性とも関係していたことを知ります。ただし、どれほど怒りがあっても殺人は正当化できません。
被害者側の裏が見えるほど、善田の怒りと罪の重さが同時に浮かび上がります。
別荘で血痕、血まみれの女性、凶器の包丁が見つかる
吹越桐司の別荘では、大量の血痕、血まみれの女性、凶器の包丁が見つかります。状況だけ見ると、その女性が犯人のように見えます。
遺体出現トリックから、今度は犯人なすりつけの偽装へ焦点が広がる場面。
ただ、この状況はあまりにも出来すぎています。
血まみれの女性がなぜ閉じ込められていたのか、凶器がどう置かれていたのか、善田は別荘で何をしたのか。
コナンはそこに違和感を持ちます。
別荘の女は犯人ではなく、善田が犯人に見せかけた人物として後で整理されます。
歩美が四つ葉のクローバーを探す
歩美は四つ葉のクローバーを探します。この場面は可愛く見えますが、事件の決め手にもつながる大事な場面。
幸運のお守りのような小道具が、後に車の移動を示す証拠になるのがこの回の気持ちいいところ。
最初に歩美が見つけたクローバーの位置と、車が移動した後の位置関係が合わないことが、コナンの推理を大きく進めます。
事件の重さとは対照的に、手がかりはとても小さくて優しいものです。
クローバーが推理のロジックと若狭の余韻の両方に効いているのが、本当に構成として綺麗です。
若狭留美が羽田浩司を回想し、右目を押さえる
歩美のクローバーやお守りの流れの中で、若狭留美は羽田浩司を回想します。そして右目を押さえる描写が入ります。
事件内の遺体移動トリックとは別に、ここで空気が一気に本筋側へ変わります。
この場面では、若狭が羽田浩司を強く意識していることが示されます。ただし、若狭の正体や右目の事情は確定しません。
分かるのは、羽田浩司の記憶と若狭の右目の違和感が同時に出ることまで。
山菜採りの明るさの中で、若狭だけが別の重い記憶を抱えているように見えるのがゾクッとします。
コナンが四つ葉のクローバーから車の移動に気づく
コナンは、歩美が最初に見つけた四つ葉のクローバーの位置から、車が動いたことに気づきます。
ここで、遺体が後から運ばれたのではなく、最初から車の陰に隠れていた可能性が見えてきます。
クローバーの位置が、遺体出現のミスリードを崩す決定打になるのが気持ちいいです。
さらに、善田の右手・肘の泥汚れも、車を押して動かした行動とつながります。記念写真に遺体が写っていなかった理由も、大量の段ボールと車の陰で説明できます。
可愛いクローバー、泥汚れ、記念写真が一本線でつながり、善田の仕掛けが崩れていきます。
コナンが山村警部を眠らせ、若狭の前で推理する
コナンは山村警部を眠らせ、推理を始めます。善田舞佳の遺体移動トリックと別荘の偽装が明らかになっていきます。
いつもの解決編のようでいて、若狭留美がその場にいることで緊張感がかなり増しています。
若狭がコナンの推理をどう見たのかは断定できません。
ただ、山村警部の眠りの推理の場に若狭がいることは確定しています。
コナンの異常な推理力や行動に触れる機会になっているわけです。
事件を解く爽快さの裏で、コナンの秘密に近づくかもしれない危うさが残ります。
善田舞佳が犯行を認め、歩美に謝る
推理によって、犯人は善田舞佳だと明らかになります。善田は犯行を認め、歩美をアリバイ作りに利用したことを謝ります。
事件の真相が解ける爽快さよりも、歩美の善意を利用した苦さが強く残ります。
善田の怒りの背景には、吹越桐司が結婚詐欺師・閏間茂史だったこと、別の女性とも関係していたことがあります。けれど、それでも殺人は許されません。善田は吹越を殺害し、別荘の女を犯人に見せかけ、歩美まで利用しました。
同情できる痛みがあっても、選んだ手段の重さは消えない事件です。
歩美が若狭へクローバーを渡し、若狭が手放す
事件後、歩美は四つ葉のクローバーを若狭へ渡します。
ここだけ見ると、温かいラストに見えます。
でも若狭はそのクローバーを手放し、コナンはその様子を不審に見ます。この場面で、探偵団回の温かい余韻は一気に不穏へ変わります。
歩美の善意はまっすぐなのに、若狭の反応は簡単には読めません。
羽田浩司の回想、右目、クローバー、コナンの視線が重なり、事件後も若狭の謎だけが残ります。
山菜狩りの事件は解決しても、若狭留美への警戒はむしろ強まって終わります。
- 小林先生と若狭先生の引率で、少年探偵団が群馬へ山菜採り体験の下見に行く。
- 元小学校教師の善田舞佳が案内役として登場する。
- 善田のワゴン車には大量の段ボールが積まれている。
- 到着後、車の前で記念写真を撮る。
- 山菜採り中、歩美と善田が飲み物を取りに車へ戻る。
- 善田がピアスを落としたと言い、歩美と一緒に探す。
- コナンたちが血の匂いに気づき、車の後ろの木のそばで吹越桐司の遺体を発見する。
- 記念写真には遺体が写っていないため、山村警部が遺体の出現を不審に思う。
- 吹越桐司の正体が結婚詐欺師・閏間茂史だと判明する。
- 別荘で血痕、血まみれの女性、凶器の包丁が見つかる。
- 歩美が四つ葉のクローバーを探す。
- 若狭留美が羽田浩司を回想し、右目を押さえる。
- コナンが四つ葉のクローバーから車の移動に気づく。
- コナンが山村警部を眠らせ、若狭の前で推理を始める。
- 善田舞佳が犯行を認める。
- 善田が歩美を利用したことを謝る。
- 歩美が若狭へ四つ葉のクローバーを渡す。
- 若狭がそのクローバーを手放し、コナンが不審に見る。
アニメ「山菜狩りとクローバー」の犯人&トリック

犯人は善田舞佳です。被害者は吹越桐司で、本名は閏間茂史です。
善田舞佳は、数時間前に吹越を殺害し、遺体をワゴン車の陰に隠したうえで、あとから遺体が現れたように見せかけました。
この事件のポイントは、段ボールと記念写真で遺体が見えない状況を作り、歩美とのピアス探しを利用して車を動かしたこと。
別荘の女は犯人ではなく、善田が犯人に見せかけた人物として整理します。
犯人:善田舞佳
犯人は善田舞佳です。善田は、婚約者として登場した吹越桐司を殺害しました。吹越桐司の本名は閏間茂史で、指名手配中の結婚詐欺師です。
善田は、吹越を数時間前に殺害し、遺体をワゴン車の陰に隠していました。
この事件で注意したいのは、別荘の女を犯人扱いしないこと。
別荘では大量の血痕、血まみれの女性、凶器の包丁が見つかりますが、その女性は善田に睡眠薬入りのワインを飲まされ、血まみれの状態でクローゼットに閉じ込められていました。
別荘の女は善田が犯人に見せかけた人物であり、名前を補って書く必要はありません。
善田は最終的に犯行を認めます。そして、歩美をアリバイ作りに利用したことを謝ります。
事件としては解決しますが、善田の怒りと、子どもの善意を利用した苦さが強く残る結末です。
動機:婚約者だと思った相手が結婚詐欺師だった
善田舞佳の動機は、婚約者だと思っていた吹越桐司の正体が、指名手配中の結婚詐欺師・閏間茂史だったこと。
さらに吹越が別の女性とも関係していたことを知り、善田は裏切られた怒りから殺害へ進みます。
信じていた相手の正体が崩れる怒りは分かっても、殺人は絶対に正当化できません。
背景
善田舞佳は、吹越桐司を婚約者だと思っていました。けれど、吹越の本名は閏間茂史であり、指名手配中の結婚詐欺師でした。
善田にとって、婚約者だと思っていた人物の存在そのものが嘘だったと分かる背景があります。
さらに吹越は、別の女性とも関係していました。
善田の怒りは、単なる別れ話ではなく、騙されていたこと、裏切られていたことから生まれています。
ただし、その痛みがどれほど強くても、殺害という選択は取り返しがつきません。
引き金
引き金になったのは、善田が吹越に騙され、裏切られていたことを知ったことです。
婚約者だと思っていた相手が結婚詐欺師だったうえ、別の女性の存在も見えたことで、善田の怒りは一気に殺意へ傾きます。
自分の未来ごと踏みにじられたような怒りが、事件の直接の火種になります。
この時点で、善田は吹越だけでなく、別の女性にも視線を向けます。その女性を犯人に見せかけるため、別荘で偽装工作を行います。
怒りが殺害だけで終わらず、別人への罪のなすりつけにまで進んでいるのがかなり悪質です。
決定打
決定打は、吹越が別の女性とも関係していたことを知ったこと。善田は吹越を殺害し、その女性を犯人に見せかけようとします。
裏切られた被害感情があっても、善田は殺人と偽装、さらに歩美の利用まで行っています。
事件の後味が苦いのは、善田が完全な冷血犯としてだけ描かれない一方で、行動は重いからです。
吹越の正体が結婚詐欺師だったことは善田の動機を示しますが、罪を軽くするものではありません。
怒りの理由が見えるほど、選んだ手段の取り返しのなさも強く見えてきます。
トリック:遺体を後から出現したように見せる
善田舞佳のトリックは、吹越桐司の遺体を最初から車の陰に隠しておき、後から車を少し動かして遺体が突然現れたように見せるものです。
到着時の記念写真、ワゴン車の段ボール、ピアス探し、四つ葉のクローバーが一本線でつながる構成です。
準備
善田は数時間前に吹越を殺害します。そして遺体をワゴン車の陰に隠しておきます。
車内には大量の段ボールが積まれており、車の内外から遺体が見えにくい状態が作られていました。
最初から遺体は近くにあったのに、見えない状態が作られていたわけです。
さらに、到着時に記念写真を撮ります。この写真には遺体が写っていません。
これによって、「その時点では遺体がなかった」という印象が作られます。
別荘では、別荘の女に睡眠薬入りのワインを飲ませ、血まみれの状態でクローゼットに閉じ込め、凶器の包丁や血痕で犯人に見せかける準備もしていました。
実行
善田は山菜採り中に、飲み物を取りに戻る流れを作ります。そして歩美を同行させます。
さらにピアスを落としたと嘘をつき、歩美と一緒にしゃがんで探します。
歩美と一緒にいることで、善田自身が怪しい行動をしていないように見せています。その間に善田は、ワゴン車をニュートラル状態でタイヤ側から押して移動させます。
車が動いたことで、隠れていた遺体が見える位置へ出ます。こうして、遺体が突然現れたように見えました。
歩美は善田を手伝っていただけですが、結果的にアリバイ作りに利用されてしまいます。
発覚回避
善田は、到着時の記念写真に遺体が写っていない状態を作ることで、遺体が後から運ばれたように見せました。
大量の段ボールで視界を遮り、車の陰に遺体を隠すことで、近くにあった遺体を見えなくしていたのです。
写真という強い証拠に見えるものが、実はミスリードとして働いています。
さらに、車をエンジンではなくニュートラルで動かし、音や目立つ行動を抑えました。歩美と一緒にいたことも、不審さを薄める材料になります。別荘では女を犯人に見せかける偽装まで行い、事件の視線を自分からそらそうとしていました。
綻び
綻びは、善田の右手・肘の泥汚れと、四つ葉のクローバーの位置です。
歩美が最初に見つけたクローバーの位置と、車が動いた後の位置関係が合わなくなります。
クローバーの位置が、車が移動した事実を示す決定的な違和感になります。
車が動いていたと分かれば、記念写真に遺体が写っていない理由も説明できます。遺体は後から運ばれたのではなく、最初から車の陰に隠れていました。さらに、別荘の女は睡眠薬で眠らされ、犯人に見せかけられていただけだと分かります。
クローバー、泥汚れ、記念写真、別荘の偽装がすべて善田へつながっていきます。
決め手:四つ葉のクローバーと泥汚れが車の移動を示す
決め手は複数あります。
まず到着時の記念写真に遺体が写っていないことが、「遺体が後から現れた」というミスリードを作ります。
しかし、大量の段ボールと車の陰があれば、遺体は最初から隠れていたと説明できます。
写真に写らなかったことは、遺体がなかった証拠ではなく、隠れていた証拠へひっくり返ります。
四つ葉のクローバーの位置も重要です。
歩美が最初に見つけたクローバーの位置と、車が移動した後の状態が合わないことで、ワゴン車が動いていたことが分かります。
さらに、善田の右手・肘の泥汚れが、タイヤ側から車を押した行動とつながります。
歩美の可愛いクローバー探しが、殺人トリックを崩すロジックに変わるのが気持ちいいです。
別荘の大量の血痕、血まみれの別荘の女、凶器の包丁は、善田の犯人なすりつけの偽装を示します。そして吹越桐司の正体が結婚詐欺師・閏間茂史だったことが、善田の動機を示します。
遺体出現、犯人なすりつけ、殺害動機が、それぞれ別の証拠で崩れていく構成です。
結末:善田舞佳が犯行を認め、若狭の不穏さが残る
結末では、善田舞佳が犯行を認めます。善田は、吹越を数時間前に殺害し、遺体を車の陰に隠していました。
段ボールと記念写真で「到着時には遺体がなかった」と見せかけ、歩美と一緒に車へ戻った時に車を少し動かして、遺体を見える位置へ出していました。
善田舞佳が吹越桐司/閏間茂史を殺害した犯人です。
善田は、歩美をアリバイ作りに利用したことを謝ります。ここがかなり苦いです。善田には裏切られた怒りがありましたが、歩美の善意を利用したことは別の痛みとして残ります。
事件は解決しても、子どもの純粋さを利用した後味の悪さは消えません。
事件後、歩美は四つ葉のクローバーを若狭留美へ渡します。しかし若狭はそのクローバーを手放し、コナンはその様子を不審に見ます。
善田の事件としては終わっても、若狭留美の羽田浩司回想、右目、クローバーの反応が不穏に残ります。
単発事件の解決感と、RUM編・羽田浩司事件へのざわつきが同時に残る終わり方です。
若狭留美が四つ葉のクローバーを捨てた理由について
最後の最後のシーンで若狭留美が歩美ちゃんからもらった四葉のクローバーを捨てるシーンがあります。
このシーンについて動画or他の記事で考察したので、気になった方はぜひチェックしてみてくださいね。

アニメ「山菜狩りとクローバー」はhuluやアマプラはある?
アニメ「山菜狩りとクローバー」はhuluとAmazonPrimeVideoで配信されています。
コナンを取り扱っているVODでは、様々なアニメコナンが見れるので登録をおすすめします!
【関連記事】映画「名探偵コナン」が無料で見放題の配信サイト
アニメ「山菜狩りとクローバー」の感想&まとめ

群馬の下見授業で山菜狩り…のはずが、車の裏に婚約者の遺体が出現。
ほのぼの→血生臭さの落差が最高で、若狭先生の不穏さと山村推理ショー、四葉のクローバーが光る前後編。
小さな遠足が一瞬で“現場”になる落差がエグい
小林先生&若狭先生の引率で、探偵団が群馬へ下見旅行。
元教師の善田舞佳が案内役で、結婚を控えた幸せオーラと、ワゴン車に山ほど積まれた段ボールが“引っ越し前の現実感”を出していて、導入だけで妙にリアルでした。
山菜狩りで和んだ直後、歩美が飲み物を取りに車へ戻り、ピアス探しで離れた瞬間に風向きが変わって血臭…車の裏の木に遺体が出現する落差がエグい。
舞佳が泣き叫び抱きしめたのが婚約者だったと分かった時、楽しい遠足が一気に地獄へ反転して震えました。コナンが“血の匂い”に気づいて走り出す探偵スイッチも格好良く、笑顔が凍る瞬間の演出が刺さります。
「突然現れた遺体」のミステリーが気持ちよく転がる
記念写真には遺体が写っていない=“突然現れた死体”というミステリーの立て方が秀逸でした。
歩美と一緒だった舞佳にアリバイがあるのに疑われる息苦しさ、血の跡を追うと別荘の大量血痕とクローゼットの女性&包丁…と疑い先が次々動いていく展開が濃い。
山村警部のへっぽこ推理をコナンが麻酔銃で止め、山村節で推理ショーを始めるお約束も笑えました。狭い山道で救急も来にくそうな閉塞感も不気味。決め手が“歩美が見つけた四葉のクローバー”で、車が動いたと気づいた瞬間に点が線へ繋がる快感がありました。歩美の『見つけたよ!』が推理の鍵になる、探偵団回らしい一体感も◎。
若狭先生の存在感と、幸運の象徴が“証拠”になる皮肉が残る
若狭先生が同行しているだけで、探偵団回なのに空気が少し重いのが良い。
山菜狩りの指導も手慣れていて頼もしいのに、何気ない視線が鋭くて“いつもの先生じゃない”感が漂う。コナンが子どもたちを守りつつ、山村警部や大人の思い込みを外していく流れは安心感がある一方、婚約者の裏の顔が見えてくるほど舞佳が気の毒で、泣き崩れる姿が胸に残りました。
別荘のクローゼットで血まみれの女性が見つかる二段構えも後味が悪くて最高。四葉のクローバー=幸運の象徴が、現場が動いた証拠になる皮肉まで含め、夏の探偵団回でもかなりビターな余韻でした。見応え十分でした。
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