「ライン上の殺人のネタバレを知りたい!」
「山村警部とヒロの関係とは?」
2024年5月11日に放送の「群馬と長野 県境(ボーダー)の遺体」。
群馬県警と長野県警が交わる珍しい回です。
1つ前の原作は「高木と伊達と手帳の約束」と過去の伏線が回収される回でした。伊達の久々登場と少しエモい回でした…。
更に山村警部がまさかの諸伏兄弟との関わりがあったりと目が離せない回となります!
そこで今記事ではアニメ「群馬と長野 県境(ボーダー)の遺体」で犯人や犯人のダイイングメッセージの意味や、山村警部と諸伏景光(もろふしひろみつ)のネタバレまで解説していきます。
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1123話/1124話「群馬と長野 県境(ボーダー)の遺体」は何巻?原作で何話?
アニメで放送予定の「群馬と長野 県境(ボーダー)の遺体」は原作コナンの話となり、対象の単行本は102巻です!
名探偵コナン102巻に掲載されている話↓
FILE 1:遺志を継ぐ者
FILE 2:ライン上の殺人
FILE 3:境目の思い出
FILE 4:ミッちゃんのお家
FILE 5:15の受難
FILE 6 :18の想起
FILE 7 :バカ共
FILE 8 :甘い罠
FILE 9 :半開きの扉
FILE10 :扉の先の真実
FILE11 :コラボ
アニメ「群馬と長野 県境(ボーダー)の遺体」の簡単なあらすじ

公式HPのあらすじはこちら↓
群馬県にやって来たコナン、蘭、小五郎。ご当地の食事を楽しもうと群馬県警の山村警部に連絡をとる。小五郎が群馬県に居ると知った山村警部は、「長野県との県境で殺害事件が発生して揉めているため、加勢に来てほしい」と言い出す。
コナンたちが向かった現場のホテルには、長野県警の大和警部、諸伏警部、上原刑事の姿もあった。県境の真上で発見された遺体。どちらも「ウチの事件だ」と譲る気がないため、合同捜査が始まり……。
アニメ「群馬と長野 県境(ボーダー)の遺体」の登場人物

「群馬と長野 県境(ボーダー)の遺体」の登場人物
・江戸川コナン
・毛利蘭
・毛利小五郎
・大和敢助
・山村ミサオ
・毛利小五郎
・上原由衣
・諸伏高明
・諸伏景光
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アニメ「群馬と長野 県境(ボーダー)の遺体」のネタバレ&伏線

TVアニメ1123話〜1124話「群馬と長野 県境(ボーダー)の遺体」は、県境ライン上に置かれた遺体をめぐる殺人事件でありながら、山村ミサオと諸伏景光の過去が一気につながる前後編。
事件そのものは中田由水による月島一貴殺害として解決しますが、シリーズ全体では山村が景光を「ヒロ」として記憶していたことがかなり大きいです。
ここでは、中田由水のリングライト偽装やリストウエイトの凶器ではなく、山村ミサオ、諸伏景光、諸伏高明、群馬県警と長野県警の合同捜査に残る意味を中心に整理します。
県境事件の面白さと、警察学校組の切なさが同じ回に入っているのがかなり刺さります。
山村ミサオと諸伏景光は幼馴染だった
この回で一番大きいネタバレは、山村ミサオと諸伏景光が幼馴染だったこと。
山村は幼い頃の景光を「ヒロ」として記憶しており、県境近くで一緒に遊んでいた思い出を持っています。
山村ミサオというコミカルな群馬県警キャラと、諸伏景光という重い過去を背負う人物が幼馴染だったという意外性がかなり強いです。
この組み合わせが刺さるのは、景光の見え方が少し変わるからです。
スコッチとしての景光は、黒の組織潜入や安室透との過去で語られることが多い人物です。でもこの回では、山村の記憶の中にいる「ヒロ」として、もっと幼く、もっと日常に近い姿が浮かびます。亡くなった景光にも、子どもの頃に友達と秘密基地で遊んでいた時間があったと思うと、胸にきます。
県境の遺体事件を見ていたはずなのに、最後には山村と景光の思い出が心に残ります。
諸伏高明が山村に景光の死を明言しなかった
事件後、諸伏高明は山村ミサオと景光について話します。
ただ、高明は山村に景光の死をはっきり伝えません。
この沈黙がかなり切ない。
景光が警察官として正義を貫いたことをにおわせる形で、山村の中の「ヒロ」を壊しすぎないようにしているようにも見えます。
景光の死が、安室や黒の組織潜入の過去だけでなく、山村という思いがけない人物の記憶にも残っている。
そこが胸にくるんですよね。
群馬県警と長野県警が合同捜査する珍しい回
「群馬と長野 県境(ボーダー)の遺体」は、群馬県警と長野県警が同じ事件を追う珍しい回でもあります。
遺体が群馬県と長野県の県境ライン上にあったことで、山村ミサオと長野県警トリオが現場にそろいます。
県境という舞台設定が、事件トリックだけでなく、警察キャラ同士をぶつける構造にもなっているのが面白いです。
山村のコミカルな空気と、大和敢助・上原由衣・諸伏高明の切れ味のある雰囲気。
最初は管轄で揉める空気もありますが、高明が合同捜査を提案することで、事件は群馬と長野の両方から見られる形になります。
高明が場を整えることで、県境事件の面白さが一気に引き締まっていました。
アニメ「群馬と長野 県境(ボーダー)の遺体」のあらすじ&事件の流れ

「群馬と長野 県境(ボーダー)の遺体」は、小五郎たちが群馬での依頼を終えたあと、山村ミサオに呼ばれて冬名峠ホテルへ向かうところから始まります。
食事を探す軽い空気から、県境ライン上の遺体という強烈なビジュアルへ落ちる温度差がかなり強い前後編。
事件内では、県境線、遺体のポーズ、防犯カメラの人影、リングライト、リストウエイト入りの靴下、中田のお団子が一本線でつながります。
さらに事件後には、山村と諸伏景光の幼馴染関係まで明かされ、警察学校組の余韻も残ります。
小五郎たちが家出した息子探しの依頼で群馬へ来る
小五郎、蘭、コナンは、家出した息子探しの依頼で群馬へ来ています。
事件の導入としてはかなり日常寄りで、依頼も一段落した空気があります。
ここではまだ、県境をまたぐ殺人事件へ巻き込まれるとは思えない軽さがあります。
小五郎が群馬で食事を求める流れも、いつもの小五郎らしいです。けれど、その軽い目的が山村ミサオへの連絡につながります。
普通の依頼終わりから、県境の遺体事件へ滑り込んでいく切り替えが上手いです。
山村が県境の殺人事件に小五郎を呼ぶ
小五郎が山村ミサオに連絡すると、山村は県境で殺人事件が起き、長野県警と揉めていると話します。
群馬の食事目的だった流れが、県境ライン上の殺人事件へ切り替わるのが面白いです。
視聴者として引っかかるのは、なぜ長野県警と揉めているのかという点です。遺体がどちらの県にあるのか、誰が担当するのか。
管轄の問題そのものが事件の舞台設定と直結しているのが、この回ならではです。
冬名峠ホテルで長野県警トリオと合流する
小五郎たちが冬名峠ホテルへ向かうと、そこには大和敢助、上原由衣、諸伏高明の長野県警トリオもいます。
山村ミサオと長野県警が同じ現場にいるだけで、かなり賑やかです。
山村のゆるさと長野県警の鋭さが並ぶことで、事件の空気に独特の温度差が出ます。
現場は群馬県と長野県の県境に関わるため、両県警が捜査に関わります。最初は管轄のぶつかり合いが見えますが、高明が合同捜査の方向へまとめます。
高明の落ち着いた判断が入ることで、現場の空気が一気に締まるのが頼もしいです。
県境ライン上で月島一貴の遺体が見つかる
ホテル裏の駐車場では、動画配信者の月島一貴の遺体が見つかります。
遺体は群馬県と長野県の県境ライン上にあり、死因は鈍器による撲殺です。
県境線の上に遺体があるというビジュアルだけで、かなり強いミステリー感があります。
ここで重要なのは、遺体の位置とポーズです。山村が遺体の腕を動かしてしまったため、元のポーズが問題になります。
現場保存のゆるさが山村らしくもあり、そのズレが推理の焦点になるのが面白いです。
山村が遺体の腕を動かしてしまい、元のポーズが問題になる
山村ミサオが遺体の腕を動かしてしまったことで、月島が本来どんな姿勢だったのかが分かりにくくなります。
ここはコミカルに見えつつ、かなり重要です。
被害者の最後のメッセージが、山村の行動によって一度ぼやけてしまう構成になっています。
ただ、その違和感が逆に推理を動かします。なぜ月島は県境ライン上であの体勢を取っていたのか。単なる倒れ方ではなく、何かを示していたのではないか。
遺体のポーズが、県境線を使ったダイイングメッセージへ変わっていくのがこの事件の気持ちいいところです。
月島の関係者として中田、星川、花山が浮上する
事件の関係者として、中田由水、星川鏡子、花山泉太が浮上します。月島一貴は動画配信者で、過去の出来事を含めて複数の人物とつながっています。
ここから、ただの現場トリックではなく、5年前の救出劇へ話が広がっていきます。
最初は誰が月島を殺したのかという容疑者整理ですが、調べるほど月島の過去の行動が見えてきます。美談として扱われた救出劇の裏に、別の真相があると分かっていく流れがかなり苦いです。
防犯カメラに中田らしき人影が映る
防犯カメラには、中田由水が部屋の窓辺から外を見ているような人影が映ります。この映像だけを見ると、中田には部屋にいたアリバイがあるように見えます。
しかし、この人影こそがリングライトとバスタオルを使った偽装でした。
中田は自室にいるように見せかけるため、窓辺に人影を作っていました。
リングライトにバスタオルをかぶせ、髪のお団子のように見える形にしていたわけです。防犯カメラ映像という強い証拠に見えるものが、実は作られた影だったと分かるのがゾクッとします。
カーテンの開閉がスマホと糸で遠隔操作されていたと分かる
中田の偽装アリバイでは、カーテンにも仕掛けがあります。糸を使い、スマホ2台を利用して遠隔でカーテンが開くようにしていました。
犯行後に別のスマホから電話をかけることで、仕掛けたスマホが落ち、カーテンが開く流れが作られていました。
この仕掛けによって、防犯カメラには中田が部屋から外を見たような影が映ります。
実際には本人ではありません。
リングライト、バスタオル、スマホ、糸、カーテンがつながる現代的なアリバイ工作がかなり面白いです。
月島の体と県境ラインがダイイングメッセージになる
月島一貴は死の間際、自分の体と県境ラインを使って中田由水の名前を示すダイイングメッセージを残していました。
ここが事件の中心です。
県境線がただの舞台設定ではなく、犯人名を示す道具として使われるのが見事です。
遺体が群馬と長野の境目にあること自体が、最初は管轄問題として見えます。けれど、推理が進むと、それが月島の最後の抵抗だったと分かります。
土地の境目が、人の死に際のメッセージへ変わる瞬間がかなり気持ちいいです。
凶器はリストウエイト入りの靴下だった
凶器は、月島の靴下にリストウエイトを入れたブラックジャック状のものです。リングライトはアリバイ偽装に使われた道具であり、凶器ではありません。
この切り分けをすると、中田の犯行準備と偽装の役割がかなり見やすくなります。
リストウエイトは、弓場千津からもらったものでもあります。
中田はその重りを使って月島を殺害し、犯行後には自分の髪のお団子の中へ隠していました。凶器の重さと、中田の髪型の不自然さが最後に一本線でつながるのが気持ちいいです。
中田のお団子にリストウエイトが隠されていたと分かる
中田の髪のお団子は、凶器の隠し場所でした。
過去写真では髪が肩程度の長さだったため、現在の大きなお団子が不自然だと見抜かれます。
見た目の違和感が、凶器の隠し場所へつながるのがかなりコナンらしいです。
ここで、事件の物証が一気に中田へ集まります。防犯カメラの人影は偽装、凶器はリストウエイト入りの靴下、重りはお団子の中。
アリバイと凶器隠しが、どちらも“見た目”を利用している構成が綺麗です。
5年前の救出劇の裏にあった苦い真相が動機になる
中田由水の動機は、5年前の出来事にあります。
弓場千津と母親が乗った車が崖から落ちそうになり、千津は救出されましたが、母親は車ごと落ちて死亡しました。
美談のように扱われた救出劇の裏に、月島の救助を遅らせるような行動があったことが、この事件の苦さです。
千津は後に月島のパソコンから当時の動画を見つけ、真相を知ります。そして月島を問い詰めた結果、月島に追われて階段から転落し、意識不明になります。
中田は千津とその母をめぐる月島の行動を知り、復讐として月島を殺害しました。
事件後、山村と高明の会話で景光の過去が浮かぶ
事件解決後、山村ミサオと諸伏高明の会話から、山村と諸伏景光が幼馴染だったことが分かります。
ここで事件の余韻が一気にキャラの過去へ移ります。中田の復讐事件が終わったあと、今度は景光の幼少期の思い出が静かに浮かび上がります。
高明は山村に景光の死を明言しません。景光が警察官として正義を貫いたことをにおわせる形で終わります。
事件は解決しても、山村の中の「ヒロ」と、高明の中の亡き弟の温度差が切なく残ります。
- 小五郎、蘭、コナンが家出した息子探しの依頼で群馬へ来る。
- 小五郎が山村ミサオへ連絡し、県境の殺人事件に呼ばれる。
- 冬名峠ホテルで長野県警トリオと合流する。
- 群馬県警と長野県警が、県境ライン上の遺体をめぐって揉める。
- ホテル裏の駐車場で、月島一貴の遺体が見つかる。
- 山村が遺体の腕を動かしてしまい、元のポーズが問題になる。
- 月島の関係者として中田由水、星川鏡子、花山泉太が浮上する。
- 防犯カメラに中田らしき窓辺の人影が映る。
- 人影はリングライト、バスタオル、キャリーケースによる偽装だったと分かる。
- スマホ2台、糸、カーテンを使った遠隔アリバイ工作が明らかになる。
- 月島の体と県境ラインが、中田由水を示すダイイングメッセージだったと分かる。
- 凶器は月島の靴下にリストウエイトを入れたものだと判明する。
- 中田の髪のお団子にリストウエイトが隠されていたと分かる。
- 5年前の救出劇と弓場千津の転落が動機につながる。
- 中田由水が犯人と判明する。
- 事件後、山村ミサオと諸伏景光が幼馴染だったことが分かる。
- 諸伏高明は山村に景光の死を明言せず、静かな余韻を残す。
アニメ「群馬と長野 県境(ボーダー)の遺体」の犯人&トリック

犯人は中田由水です。被害者は月島一貴で、30歳の動画配信者。
この事件は殺人事件であり、月島一貴は鈍器によって撲殺されています。
中田由水はリングライトやスマホで自室にいるような偽装アリバイを作り、月島の靴下にリストウエイトを入れた凶器で月島を殺害しました。
決め手は、県境ラインを使った月島のダイイングメッセージと、中田のお団子に隠されていたリストウエイトです。
犯人:中田由水
犯人は中田由水です。中田は月島一貴を殺害し、自分が部屋にいたように見せる偽装アリバイを作っていました。
防犯カメラに映った窓辺の人影は中田本人ではなく、リングライトとバスタオルで作られた偽の人影でした。
被害者の月島一貴は、死の間際に自分の体と県境ラインを使って中田由水の名前を示すメッセージを残しています。これが最大の決め手になります。
県境という舞台そのものが、犯人を示すダイイングメッセージへ変わるのがこの事件の核です。
凶器は、月島の靴下にリストウエイトを入れたものです。中田はそのリストウエイトを犯行後、自分の髪のお団子の中に隠していました。
過去写真では髪が肩程度の長さだったため、現在の大きなお団子が不自然だと見抜かれます。
動機:5年前の救出劇と弓場千津をめぐる復讐
中田由水の動機は、5年前の事故と弓場千津をめぐる月島一貴の行動にあります。
月島は美談の裏で、千津の母が助かる可能性を奪うような行動をしていました。
中田はその真相と、千津が月島に追われて転落したことを知り、復讐として月島を殺害しました。
背景
5年前、弓場千津とその母親が乗った車が崖から落ちそうになり、月島、星川、花山、中田たちが偶然通りかかりました。
千津は救助されましたが、母親は車ごと崖から落ちて死亡します。
この救出劇は美談として扱われていましたが、実際には苦い裏側がありました。
月島はその場で、救助を遅らせるような行動をしていました。その結果、千津の母が助かる可能性が奪われたと整理されます。ここが事件の根です。
中田の怒りは、単なる個人的な恨みではなく、千津と母親の運命を変えた月島の行動へ向いています。
引き金
引き金になったのは、千津が月島のパソコンから当時の動画を見つけ、真相を知ったこと。
千津は月島を問い詰めますが、その結果、月島に追われて階段から転落し、意識不明になります。過去の救出劇の真相が、現在の千津の転落へつながったことで、中田の怒りは決定的になります。
ここはかなり苦いです。5年前に終わったはずの出来事が、動画によって再び開かれます。そして、また月島の行動によって千津が傷つく。中田から見れば、月島は過去も現在も千津たちを苦しめた相手として映ったのでしょう。
決定打
決定打は、中田が月島の行動を知り、復讐として殺害へ踏み切ったことです。さらに中田は、星川と花山にも責任を感じており、二人に罪を着せる意図もありました。
中田の怒りには理解できる痛みがありますが、それでも殺人は正当化できません。
この事件の後味が重いのは、被害者の月島にも強い非があるように見える一方で、中田の選んだ手段も取り返しがつかないからです。復讐の感情が、アリバイ偽装や罪のなすりつけまで含む計画殺人へ変わってしまったところが苦いです。
トリック:リングライトで窓辺の人影を作る
中田由水のトリックは、自分が部屋にいたように見せる偽装アリバイです。
リングライト、バスタオル、キャリーケース、スマホ2台、糸、カーテンを使い、防犯カメラに窓辺の人影が映るようにしていました。
人がいる証拠に見える映像を、道具だけで作っていたのがこのトリックの怖さです。
準備
中田は、リングライトにバスタオルをかぶせ、髪のお団子のように見える形を作りました。
それをキャリーケースの上に置き、窓辺に人影が立っているように見せます。
中田本人の特徴であるお団子髪を、偽の影でも再現していたのがポイントです。
さらに、カーテンには糸を仕掛け、スマホ2台を使って遠隔で開くようにしていました。
凶器としては、月島の靴下にリストウエイトを入れたブラックジャック状のものを用意しています。
アリバイと凶器、どちらも事前にかなり作り込まれています。
実行
中田は月島一貴を殺害します。
犯行後、自室にいるように見せるため、仕掛けたスマホへもう一台のスマホから電話をかけます。
その結果、仕掛けたスマホが落ち、糸の仕掛けでカーテンが開きます。
防犯カメラには、中田が部屋から外を見たような影が映るわけです。
実際には、その影は本人ではありません。リングライトとバスタオルで作られた偽の人影です。
防犯カメラ映像という一見強いアリバイを、スマホの着信と物理的な仕掛けで作っていたことになります。
発覚回避
発覚を避けるため、中田は凶器のリストウエイトを自分の髪のお団子の中に隠しました。
月島の靴下は凶器の一部として使われていますが、重りそのものは中田の髪に隠されていたわけです。凶器を持ち歩いているのに、髪型として見せることで隠していたのがかなり大胆です。
また、防犯カメラ映像によって、自分が部屋にいたように見せていました。アリバイと凶器隠しの両方に“見た目”の錯覚が使われているのが面白いです。お団子に見える影と、本物のお団子の中の凶器。ここがきれいに重なります。
綻び
綻びは、まず防犯カメラの人影です。本当に中田本人だったのか、動きや状況に違和感が残ります。リングライト、バスタオル、スマホ、糸、カーテンの仕掛けが分かれば、映像のアリバイは崩れます。
映像に映っていたことが、本人の存在証明ではなかったとひっくり返るのが気持ちいいです。
さらに、過去写真では中田の髪が肩程度の長さだったことから、現在の大きなお団子が不自然だと分かります。
そこから、髪のお団子の中にリストウエイトが隠されていたことへ推理が進みます。
人影の髪型と実際の髪型、両方の違和感が中田へつながっていきます。
決め手:県境ラインのダイイングメッセージとお団子のリストウエイト
決め手は複数あります。まず、月島一貴が残した県境ラインを使ったダイイングメッセージです。月島は自分の体と県境線を使い、中田由水の名前を示していました。
遺体が県境ライン上にあったことが、管轄問題ではなく犯人名を示す最後のメッセージへ変わります。
次に、防犯カメラに映った窓辺の人影の偽装です。
リングライト、バスタオル、スマホ、糸、カーテンを使った仕掛けが分かることで、中田が部屋にいたというアリバイは崩れます。映像の中の人影が本人ではないと分かった瞬間、事件の見え方が一気に変わります。
そして、凶器です。
月島の靴下に入れられたリストウエイト、そのリストウエイトが中田の髪のお団子に隠されていたこと、過去写真との髪の長さの違いが決め手になります。
さらに、そのリストウエイトが弓場千津からもらったものだったことも動機とつながります。
証拠、偽装、動機が最後に中田由水へきれいに収束します。
結末:中田由水が犯人と判明し、景光の余韻が残る
結末では、中田由水が月島一貴を殺害した犯人だと判明。
中田はリングライトやスマホを使って自室にいたように見せ、月島の靴下にリストウエイトを入れた凶器で月島を撲殺していました。
中田のお団子に隠されていたリストウエイトが、犯行を裏づける大きな証拠になります。
月島は死の間際、自分の体と県境ラインを使って中田由水の名前を示していました。県境という舞台が最後まで効く事件です。中田の動機には、5年前の事故と弓場千津をめぐる怒りがありますが、復讐殺人は許されません。
真相が分かるほど、月島の過去の罪と中田の選択の重さが同時に残ります。
そして事件後、山村ミサオと諸伏高明の会話から、山村と諸伏景光が幼馴染だったことが分かります。高明は山村に景光の死を明言しません。
殺人事件は解決しても、最後に景光の記憶と高明の沈黙が静かに残る終わり方です。
アニメ「群馬と長野 県境(ボーダー)の遺体」のhuluやアマプラはある?
アニメ「群馬と長野 県境(ボーダー)の遺体」はhuluとAmazonPrimeVideoで配信されています。
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「群馬と長野 県境(ボーダー)の遺体」の感想/まとめ

1123〜1124話「群馬と長野 県境(ボーダー)の遺体」は、県境ライン上の遺体をきっかけに群馬×長野で捜査権バトルが勃発する前後編です。
そば食べ比べ配信という軽さの裏で、奇妙なポーズのダイイングメッセージが刺さり、さらに山村警部の“ヒロ”回想と秘密基地の話まで混ざって余韻が深い。笑えるのに胸が苦しくなる、濃い二話でした。
県境ならではの“捜査権バチバチ”が笑えるのに熱い
導入の「群馬グルメを探すだけ」が、いきなり県境殺人の加勢依頼に変わる落差が気持ちいいです。冬名峠ホテルで捜査権を巡り、山村警部のマイペースさと、大和敢助・上原由衣・諸伏高明の長野トリオの硬派さが真正面から激突。
遺体は撤去済みでも、県境の真上に人型の線が残っているのが不気味で、由衣が写真を撮る前に山村が腕を動かしてしまう“やらかし”まで含めて、笑いと緊張が同居します。
それでも高明が合同捜査を提案して場を収める瞬間が格好いい。休暇ムードだった小五郎が強制参加になるのもコナンらしくて、序盤からテンポが良い前後編でした。
映える配信企画の軽さと、遺体の重さの落差が刺さる
防犯カメラにフード姿が何度も殴る映像があるのに、被害者の月島が殴られながら県境の線と時計を何度も確認するのが不気味で、理由を考えるだけでゾクッとします。
信州そばVS上州そばの食べ比べ配信という軽さと、駐車場の殺意の重さの落差がえぐい。
後編はソバをすすりつつ捜査会議というシュールさの中、満腹の小五郎を見て由衣が“左手はネクタイ、右手はベルト”のポーズを思い出し、ダイイングメッセージが立ち上がる瞬間が痺れました。口を大きく開けたガニ股まで意味があるのかと背筋が伸びる。小道具の積み上げで一気に形になる、コナンらしい快感があります。
山村の“ヒロ”と県境の思い出が、事件の後に残り続ける
この回が忘れられないのは、推理の先に“山村警部とヒロ(諸伏景光)が幼なじみ”という意外な縁が出てくるからです。
高明を見て昔を思い出し、県境に作った秘密基地の話がこぼれた瞬間、一気に世界が広がります。子どもの頃の“境目遊び”が、大人になって事件の核心へ繋がる皮肉が切ない。
さらに後編では、5年前の「奇跡の救出劇」で結ばれた5人の絆と、千津が意識不明になってしまった現実が重くて胸が痛い。事件は解けても、心は簡単に割り切れない。だからこそ余韻が残る、良い前後編でした。
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