1999年1月3日放送の「黒の組織から来た女 大学教授殺人事件」。
前回のアニメ放送は「黒の組織10億円強奪事件」でした。
前回の宮野明美の話から…妹である宮野志保こと、灰原哀が登場するお話となります。
このお話はスペシャルの回となりますが、絶対に見て欲しい内容になるので、ぜひチェックしてください1
今記事では「黒の組織から来た女 大学教授殺人事件」は原作のお話なのか?アニオリなのか?などを簡単なあらすじを含めて解説します。
※ここからは簡単なネタバレを含むため、注意してください。
【更新中】アニメコナンの最新話一覧
以下記事ではアニメコナンの最新情報を更新してるので、ぜひチェックしてください↓
アニメ129話「黒の組織から来た女 大学教授殺人事件」は何巻?原作で何話?
アニメ放送されている「黒の組織から来た女 大学教授殺人事件」は原作コナンの話となり、対象の単行本は18〜19巻です!
名探偵コナン18巻に掲載されている話↓
File1:同じはずなのに…
File2:二つの部屋
File3:初恋の人…
File4:燃える真実
File5:心は開く!?
File6:転校生は…
File7:黒ずくめの女
File8:コードネーム・シェリー
File9:偽りの少女
File10:チェックメイト
名探偵コナン19巻に掲載されている話↓
File1:どうして…
File2:蒸発した文士
File3:1/2の頂点
File4:フランスにて…
File5:食いだおれの街
File6:四人目の財布
File7:財布の中の…
File8:免許証の秘密
File9:狙われたボール
File10:5万6千人の人質
アニメ「黒の組織から来た女 大学教授殺人事件」の簡単なあらすじ

公式HPのあらすじはこちら↓
灰原哀は突然、自分の「コードネーム」を告げコナンを動揺させる。同じ黒ずくめの組織の一員だった姉が殺され、自分の開発したAPTX(アポトキシン)4869を飲んだ哀は新一を頼って来たと言う。
そして、薬のデータが入ったフロッピーが、姉の大学の教授・広田正巳の所にあると教えるが、コナンは、まだ謎が残る哀を信用できなかった。広田家に到着したとたんに、死んでいる教授を発見したコナンは、事故死に見せかけた殺人だと推理する。
なくなったフロッピー、留守番電話に残るウォッカの声… 黒ずくめの影が見え隠れする中、密室のトリックを暴く推理が始まる。
https://websunday.net/episode/11956/
アニメ「黒の組織から来た女 大学教授殺人事件」の登場人物

「黒の組織から来た女 大学教授殺人事件」の登場人物
・江戸川コナン
・灰原哀
・阿笠博士
・ジン
・ウォッカ
・横溝参悟
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アニメ「黒の組織から来た女 大学教授殺人事件」のネタバレ&伏線

アニメ「黒の組織から来た女 大学教授殺人事件」は、第129話として放送された2時間スペシャルです。前半はニセ札事件、後半は大学教授殺人事件として進みますが、コナン全体で見ると、灰原哀が物語に加わる超重要回です。
黒ずくめの女という言葉で一度ミスリードを作り、その後に本物の黒の組織関係者として灰原が正体を明かす構成がかなり強いです。灰原、APTX4869、シェリー、宮野明美、阿笠邸での新しい関係まで、一気に物語のステージが変わります。
灰原哀が初登場する重要回
この話で確定する一番大きな変化は、灰原哀が帝丹小学校へ転校してくることです。
最初は少年探偵団に新しいクラスメイトが加わったように見えますが、灰原の態度は明らかに普通の小学生ではありません。冷静すぎる視線や、どこか距離を置いた話し方があり、登場した瞬間から空気が少し冷えるんですよね。
コナン全体で重要なのは、灰原がただの転校生ではなく、黒の組織の内側を知る人物だという点です。これまでコナンは、黒の組織を外側から追う立場でした。けれど灰原の登場によって、組織の情報を持つ人物がコナン側へ入ってきます。ここで作品全体の構造が一段深くなります。
具体的には、帝丹小学校への転校、俊也の兄探しへの同行、そして前半事件後に自分の正体を明かす流れが大きな転換点です。見返すと、灰原の初登場シーンは「新メンバー登場」ではなく、黒の組織編の景色そのものが変わる瞬間として刺さります。

灰原哀の正体が宮野志保/シェリーだと判明する
この回では、灰原哀という名前が偽名であり、本名が宮野志保、黒の組織でのコードネームがシェリーだと判明します。この正体バレはかなり衝撃的です。前半では黒服の女が銀ギツネだったことで、黒の組織疑惑が一度外れます。そこで安心した直後に、目の前の灰原こそ本物の組織関係者だったと明かされる流れが強烈です。
コナン全体で見ると、シェリーというコードネームは以後の黒の組織編に長く残る重要情報です。灰原は敵なのか味方なのか分からない緊張感をまとって登場しますが、組織から逃げてきた人物でもあります。この二重性が、初登場時の灰原をものすごく魅力的にしています。
正体が分かる場面では、コナンも強い衝撃を受けます。黒の組織から来た女というタイトルの核心が、ここで一気に回収されるんですよね。見返すと、銀ギツネのミスリードがあるからこそ、灰原=シェリーの告白がより鋭く胸に刺さります。

APTX4869の名前と開発者が明かされる
この回で、コナンを幼児化させた薬の名前がAPTX4869だと明かされます。
それまでは謎の毒薬だったものに、はっきりした名前が与えられることで、黒の組織編の輪郭が一気に濃くなります。しかも、その薬の開発に関わった人物が、目の前の転校生である灰原だと分かるのが本当にゾクッとします。
コナン全体で見ると、APTX4869はシリーズの根幹に関わる設定です。新一をコナンに変えた薬であり、灰原自身もその薬を飲んで幼児化しています。この事実によって、コナンと灰原は単なる協力者ではなく、同じ薬によって人生を変えられた存在として結ばれます。
この回で語られるのは、薬の名前、灰原が開発に関わったこと、灰原自身も幼児化したことまでです。後年の展開まで広げすぎず、まずはこの衝撃を受け止めたいところです。見返すと、「薬の開発者が小学生として隣にいる」という異様さが、名探偵コナンの本筋を一気に広げていると分かります。
宮野明美が灰原の姉だったと判明する
この回では、宮野明美が灰原の姉だったことも明かされます。
宮野明美の死は、灰原が黒の組織へ反発する大きなきっかけになっていました。ここで過去の事件が、灰原の人生と直接つながります。単なる過去の被害者ではなく、灰原にとって最も大切な家族だったと分かるのが重いです。
コナン全体で見ると、宮野明美の死は灰原の孤独、組織への恨み、コナンへの複雑な感情の土台になります。灰原は冷静に見えるキャラですが、その裏には姉を失った痛みがあります。だからこそ、コナンへ感情をぶつける場面はかなり胸にきます。
この情報は大学教授殺人事件の動機とは別です。白倉陽の犯行とは切り分け、灰原の過去と感情の軸として見る必要があります。見返すと、灰原の皮肉っぽい言葉の奥に、姉を奪われた悲しみと怒りがにじんでいて、初登場回とは思えないほど感情が深いです。

灰原がコナン=工藤新一だと知っている
この回で、灰原がコナンの正体を工藤新一だと知っていることも確定します。これはかなり大きな秘密共有です。灰原は黒の組織側の立場で、工藤新一の生死確認や工藤邸調査に関わる情報を持っていました。その中で、コナンの正体に近づいていたわけです。
コナン全体で重要なのは、灰原がコナンの正体を知る数少ない人物として登場することです。しかも、ただ推理で見抜いたというより、組織の情報やAPTX4869の知識を背景に知っているのが怖いところです。コナンにとって、灰原は味方か敵か判断しづらい相手として一気に存在感を増します。
この正体バレは、大学教授殺人事件の密室トリックとは関係ありません。コナンと灰原の関係性を決定づける縦軸情報です。見返すと、灰原が最初からコナンの核心に触れていることで、2人の距離感が普通の転校生同士ではありえない緊張を持っていると分かります。

コナンと灰原がAPTX4869で幼児化した者同士になる
この回から、コナンと灰原はAPTX4869で幼児化した者同士として、特殊な秘密を共有する関係になります。コ
ナンは薬を飲まされて幼児化し、灰原も自らAPTX4869を飲んで幼児化しました。2人とも同じ薬によって人生を大きく変えられています。
コナン全体で見ると、この共通点は以後の相棒関係の土台になります。灰原は黒の組織の元研究員であり、薬の開発に関わった人物です。一方で、彼女自身もその薬で逃げるしかなかった被害者でもあります。この複雑さが、コナンとの関係に深い緊張と理解を生みます。
具体的には、灰原が幼児化の経緯を語り、阿笠邸に身を寄せる流れで、この秘密共有が始まります。見返すと、コナンにとって初めて「同じ薬で小さくなった存在」が現れる衝撃があり、ここから物語の孤独感が少し変わるのが分かります。
APTX4869関連データがナイトバロンで消える
この回では、APTX4869関連データが手に入るかもしれない期待が出ますが、最終的にナイトバロンのウイルスで消去されます。広田正巳のもとにデータ入りフロッピーがある可能性があり、コナンたちは組織の核心へ近づけるかもしれないと動きます。けれど、その期待はあっさり砕かれます。
コナン全体で見ると、このデータ消失は黒の組織の情報防衛の怖さを示します。APTX4869の全貌へ近づくチャンスがあっても、簡単には手に入りません。事件は解けても、本筋の手がかりは失われる。この徒労感がかなり苦いです。
ナイトバロンのウイルスは、白倉陽の密室トリックを示す証拠ではありません。あくまで組織側の情報防衛として扱うべきポイントです。見返すと、フロッピーが消える場面は、事件解決の爽快感を一気に黒の組織の冷たさへ引き戻す強い後味があります。
APTX4869投与者リストが示される
この回では、APTX4869には投与者リストがあることも示されます。
これは薬が単なる実験段階のものではなく、黒の組織の活動の中で実際に使われていたことを感じさせる情報です。工藤新一の生死確認にも関わるため、かなり重要な設定です。
コナン全体で見ると、投与者リストは薬と組織の関係を考えるうえで長期的に意味を持ちます。この回だけでリストの全貌を語るわけではありませんが、組織が対象者を管理し、結果を確認しているように見えるのが怖いです。新一がただ偶然生き延びたのではなく、組織側の確認対象になっていたことも緊張感を高めます。
ここでは、リストの後年の接続を広げすぎず、この回で分かる範囲に留めるのが自然です。見返すと、灰原の説明の中に出る投与者リストが、APTX4869の不気味さを一段増していて、薬がただの小道具ではないと伝わります。
灰原が阿笠邸に身を寄せる
この回のラストに向けて、灰原は阿笠邸に身を寄せる流れになります。黒の組織から逃げてきた彼女が、コナンの生活圏に入ってくるわけです。阿笠博士の家という場所が、灰原にとって最初の居場所になるのがかなり大きいです。
コナン全体で見ると、灰原が阿笠邸に残ることで、少年探偵団、阿笠博士、コナンの日常が一気に変わります。灰原は黒の組織編だけのキャラではなく、日常回にも深く関わる存在になります。冷たく見えるのに、孤独を抱えた少女が新しい場所へ入ってくる感じが胸にきます。
この流れは大学教授殺人事件の犯人特定とは別です。事件が終わった後、物語の人間関係が大きく更新される部分として見たいところです。見返すと、灰原が阿笠邸に残る決着は、コナンとの長い付き合いの始まりとして静かに刺さります。
黒の組織の内側から来た味方が加わる転換点
第129話は、黒の組織の外側から追っていたコナンの物語に、組織の内側を知る灰原が加わる転換点です。灰原はAPTX4869、宮野明美、工藤新一の生死確認など、コナンが知らなかった情報を持っています。これによって、黒の組織編の情報量と緊張感が一気に上がります。
コナン全体で見ると、この回は単なる初登場回ではなく、作品構造が変わる回です。コナンはこれまで、組織に対してほとんど外部から推理するしかありませんでした。けれど灰原の登場により、内部情報を持つ人物との共同戦線が始まります。味方でありながら危険の火種でもある、そのバランスがとても強いです。
前半のニセ札事件や後半の密室殺人だけに寄せると、この回の本当の大きさを見落としてしまいます。見返すと、灰原の登場によって黒の組織編、解毒薬、宮野家、少年探偵団の日常まで、すべてが新しい方向へ動き出すのが分かります。
アニメ「黒の組織から来た女 大学教授殺人事件」のあらすじ&事件の流れ

アニメ「黒の組織から来た女 大学教授殺人事件」は、灰原哀の転校から始まる2時間スペシャルです。前半は少年探偵団の兄探しとニセ札事件、後半は広田正巳の大学教授殺人事件へ進み、最後には灰原の正体とAPTX4869の本筋が一気に明かされます。
明るい学校の日常に冷たい転校生が入る導入から、黒の組織疑惑、ニセ札事件、灰原の正体告白、密室殺人、データ消失へと流れが大きく変わります。単発事件と黒の組織編が何度もひっくり返るため、2時間スペシャルらしい密度があります。
灰原哀が帝丹小学校へ転校してくる
物語は、灰原哀が帝丹小学校へ転校してくるところから始まります。少年探偵団に新しいメンバーが加わるように見える場面ですが、灰原は最初からどこか小学生らしくありません。冷静で、大人びていて、距離感が少し冷たいです。
視聴者が引っかかるのは、灰原が本当にただの転校生なのかという点です。歩美、元太、光彦は新しい転校生に興味を持ちますが、コナンはその雰囲気に違和感を覚えます。明るい学校の日常に、静かで不穏な人物が入り込む導入がかなり印象的です。
俊也が兄探しを少年探偵団に依頼する
俊也は、行方不明になった兄を探してほしいと少年探偵団に依頼します。灰原の転校で空気が変わった直後、話は少年探偵団の捜索事件へ進みます。兄を心配する俊也の気持ちがあり、子どもたちは自然に依頼を受けて動き出します。
ここで気になるのは、俊也の兄がなぜ姿を消したのかという点です。さらに、黒服の女が関わっているように見えることで、単なる失踪では済まない空気になります。少年探偵団らしい調査の始まりですが、黒の組織を疑わせる不穏さも一気に混ざります。
黒服の女からコナンが黒の組織を疑う
俊也の兄が黒服の女に関わっているように見え、コナンは黒の組織の関与を疑います。黒ずくめという響きだけで、コナンにとっては一気に警戒対象です。失踪事件が、黒の組織絡みかもしれない緊張感を帯びます。
視聴者も、黒服の女が本当に組織の人物なのか気になります。俊也の兄は組織に巻き込まれたのか、コナンはどこまで近づけるのか。灰原はその様子を静かに見ています。後から見ると、この前半の黒の組織疑惑はミスリードですが、緊張感の作り方がかなり上手いです。
ニセ札作りの拠点を突き止める
少年探偵団は手がかりを追い、ニセ札作りの拠点へ近づきます。黒服の女の正体は、黒の組織の人物ではなく、ニセ札作り一味の女ボス・銀ギツネでした。ここで前半の黒の組織疑惑は一度外れます。
黒の組織かと思わせて、実際にはニセ札事件として回収されるのが面白いです。俊也の兄もこの事件に巻き込まれており、少年探偵団は救出へ向かいます。コナンは黒の組織ではないと分かって一度整理しますが、この後に本物の組織関係者が現れるため、構成としてかなり効いています。
灰原がAPTX4869と自分の正体を明かす
前半事件の後、灰原はAPTX4869と自分の正体を明かします。自分が黒の組織の元研究員・宮野志保で、コードネームがシェリーだったと語ります。ニセ札事件が解決した安心感から、作品全体の本筋へ一気に空気が切り替わります。
ここでコナンは強い衝撃と警戒を抱きます。黒の組織だと思った女は銀ギツネだったのに、目の前の転校生が本物の組織関係者だったわけです。APTX4869の名前、灰原の立場、組織からの逃亡が一気に語られ、物語の密度が跳ね上がります。
宮野明美が灰原の姉だったと分かる
灰原は、宮野明美が自分の姉だったことを語ります。そして姉の死が、灰原が黒の組織に反発するきっかけだったと分かります。ここで、過去の宮野明美の事件が灰原の物語とつながります。
灰原はコナンに、姉を救えなかったことへの感情をぶつけます。冷静に見えていた灰原の内側に、姉を失った悲しみと怒りがあることがはっきり出る場面です。情報開示だけでなく、灰原の痛みが前に出るので、かなり胸にきます。
APTX4869のデータ入りフロッピーが広田正巳のもとにある可能性が出る
APTX4869のデータ入りフロッピーが、宮野明美の恩師・広田正巳のもとにある可能性が出ます。コナン、灰原、阿笠博士は広田家へ向かいます。灰原の正体判明から、組織の情報を探す流れへ進む場面です。
視聴者が引っかかるのは、フロッピーにどんなデータが入っているのかという点です。APTX4869の情報に近づけるかもしれない期待が出ます。広田正巳は何を知っているのか、黒の組織も広田を狙っているのか。空気はかなり本筋寄りになります。
広田正巳が密室状態の書斎で死亡している
コナンたちが広田家へ着くと、広田正巳が密室状態の自宅書斎で死亡していました。本棚やトロフィーなどにより、事故死のようにも見える状況が作られています。APTX4869のデータを得られる期待が、死体発見で一気に冷えます。
ここで気になるのは、広田が本当に事故死なのか、黒の組織が殺したのかという点です。灰原も組織の可能性に警戒します。現場には鍵や留守番電話など、密室トリックに関わる手がかりも残っています。黒の組織の影と通常の殺人推理が重なる場面です。
黒の組織の関与が疑われるが、直接犯ではないと見られる
留守番電話にはウォッカの声が残っており、黒の組織の接触が疑われます。けれど、広田正巳殺害の直接犯は黒の組織ではないと見られます。ここで、組織の影と目の前の殺人事件を切り分ける必要が出ます。
視聴者としては、ウォッカが何のために広田へ電話したのかが気になります。組織はフロッピーを狙っていたのか、誰が広田を先に殺したのか。コナンは黒の組織を意識しながらも、現場の違和感を追います。灰原も近くに組織の気配があることで緊張しています。
白倉陽、盛岡道夫、細矢和宏が容疑者になる
広田の教え子や関係者として、白倉陽、盛岡道夫、細矢和宏が容疑者になります。黒の組織疑惑から、広田の人間関係をめぐる通常の犯人探しへ進む場面です。容疑者たちはそれぞれ事情を抱えているように見えます。
ここで重要なのは、黒の組織が近くに見えても、目の前の事件を冷静に切り分けることです。白倉陽の過去写真、留守番電話への連絡、広田との関係が手がかりになります。組織の恐怖と密室殺人のロジックが並行するので、緊張感が途切れません。
留守番電話カセットを使った密室トリックが暴かれる
白倉陽は、留守番電話用カセットテープを鍵に結び、電話の巻き戻し機能を使って鍵を室内へ戻しました。逆さにしたチェスの駒とノートも仕掛けに使われ、事故死に見える密室が作られていました。ここで、広田の死が人為的な偽装だと明らかになります。
鍵がどうやって室内に戻ったのかという謎が、電話とカセットテープで解けるのが気持ちいいです。ただ、白倉は手袋をしておらず、テープに指紋を残していました。密室の仕掛けは巧妙ですが、小さな油断が大きな綻びになります。
白倉陽の動機が整形前写真だったと判明する
白倉陽は、整形前の顔写真を広田正巳に持たれていました。モデルとしての現在の立場を守りたい白倉は、その写真が編集部へ渡ることを恐れていました。広田の発言を脅しのように受け取り、カッとなって殺害したと分かります。
ここで、大学教授殺人事件は黒の組織ではなく白倉個人の保身による殺人として着地します。動機は身勝手さが強く、組織の不気味さとは別の苦さがあります。灰原たちにとっては、広田が死に、データの手がかりにも影が差すため、事件解決だけでは終われません。
フロッピーのデータがナイトバロンで消える
警察から戻ったフロッピーのデータは、ナイトバロンのウイルスによって消去されます。APTX4869の決定的な情報が手に入るかもしれない期待は、ここで消えます。事件を解いた達成感が、一気に徒労感へ変わる場面です。
このデータ消失によって、黒の組織の情報防衛の怖さが残ります。コナンは手がかりを失い、灰原は組織の厳しさを知っています。事件は白倉の犯行として解決しても、組織の核心へは簡単に近づけない。この後味の重さが、第129話をただの事件回にしていません。
灰原が阿笠邸に残り、コナンとの関係が始まる
最終的に、灰原は阿笠邸に身を寄せる流れになります。黒の組織から逃げてきた元研究員が、コナン側の生活圏に入るわけです。2時間スペシャルの終わりが、灰原との新しい関係の始まりになるのがかなり印象的です。
コナンは警戒しながらも、灰原を受け入れていくことになります。灰原は孤独と皮肉を抱えつつ、新しい居場所へ入ります。事件は解決しても、灰原の存在によって物語はここから大きく変わります。長い付き合いの始まりという余韻が、静かに残るラストです。
事件の流れを短く整理
流れを短く並べると、灰原の転校、ニセ札事件、灰原の正体告白、大学教授殺人事件、データ消失、阿笠邸での新しい関係までが一気に見えてきます。前半と後半で事件は違いますが、灰原の登場が全体を一本につないでいます。
- 灰原哀が帝丹小学校へ転校してくる。
- 少年探偵団が俊也から兄探しの依頼を受ける。
- 黒服の女の存在から、コナンが黒の組織の関与を疑う。
- 前半の事件が、実際にはニセ札作り一味・銀ギツネの事件だったと判明する。
- 灰原がAPTX4869と自分のコードネーム「シェリー」を明かす。
- 灰原が、黒の組織の研究員・宮野志保だったことを語る。
- 灰原が、宮野明美が姉だったこと、姉の死をきっかけに組織へ反発したことを語る。
- 灰原が、APTX4869を飲んで幼児化し、組織から逃げてきたことを語る。
- APTX4869のデータ入りフロッピーが広田正巳のもとにある可能性が出る。
- コナン、灰原、阿笠博士が広田家へ向かう。
- 広田正巳が密室状態の書斎で死亡している。
- 黒の組織の関与も疑われるが、留守番電話にウォッカの声が残っているため、直接犯ではないと判断される。
- コナンが阿笠博士の声で推理を披露する。
- 白倉陽の密室トリックと指紋が暴かれる。
- 灰原が、宮野明美を助けられなかったコナンへ感情をぶつける。
- フロッピー内のデータがナイトバロンのウイルスで消える。
- 灰原が阿笠邸に残る流れになる。
アニメ「黒の組織から来た女 大学教授殺人事件」の犯人&トリック

大学教授殺人事件の犯人は白倉陽です。前半のニセ札事件は銀ギツネ一味の事件で、女ボスは銀ギツネですが、ここでは後半の広田正巳殺害事件を主軸に整理します。
被害者は広田正巳です。白倉陽は、留守番電話用カセットテープ、鍵、チェスの駒、ノートを使って密室を偽装しました。
犯人:白倉陽
大学教授殺人事件の真犯人は白倉陽です。白倉は広田正巳を殺害し、事故死に見えるよう現場を偽装しました。広田の書斎は密室状態に見えましたが、実際には留守番電話用カセットテープを使った仕掛けがありました。
被害者は広田正巳です。前半のニセ札事件では俊也の兄が危険に巻き込まれますが、殺害被害者ではありません。また、広田正巳殺害の直接犯は黒の組織ではありません。留守番電話にウォッカの声が残っていても、殺害犯は白倉陽だと切り分ける必要があります。
動機:整形前写真を知られたくない保身
動機の背景には、白倉陽が男性モデルとして現在の立場を守りたい思いがありました。白倉は整形前の顔写真を広田正巳に持たれていました。その写真が外へ出れば、モデルとしての自分に傷がつくと恐れていたわけです。
引き金になったのは、広田が昔の顔の写真を編集部へ送るような発言をしたことです。白倉はそれを脅しのように受け取り、カッとなります。広田の発言がどこまで本気だったかはともかく、白倉にとっては自分の現在を壊す危険に見えました。
決定打は、白倉が整形前の写真を外に出されたくないという保身から、広田を殺害したことです。動機はかなり身勝手です。現在の顔や立場を守りたい気持ちが、人の命を奪う方向へ変わってしまうのが苦いです。
トリック:留守番電話カセットを使った密室偽装
白倉陽のトリックは、留守番電話用カセットテープを鍵に結び、電話の巻き戻し機能を利用して鍵を室内へ戻す密室偽装です。チェスの駒とノートも仕掛けに使われています。
準備
白倉は、広田正巳の書斎を密室に見せるため、留守番電話用カセットテープを鍵に結びました。そして逆さにしたチェスの駒とノートを仕掛けに使い、鍵が室内へ戻る動線を作ります。電話の巻き戻し機能を利用するための準備もしていました。
この準備によって、外から鍵をかけたように見えない密室状態を作れるようになります。普通なら鍵が室内にあれば外部犯行は難しく見えますが、白倉は機械の動きで鍵を戻す仕組みを作っていたわけです。かなり手の込んだ偽装です。
実行
白倉は広田を殺害した後、事故死に見えるよう現場を偽装します。本棚やトロフィーの状況を利用し、転倒事故のように見せかけます。さらに書斎の鍵を、カセットテープの仕掛けへつなげます。
その後、白倉は外から電話を何度もかけ、留守番電話のテープを巻き戻させます。巻き戻しによってテープにつながれた鍵が室内へ引き戻され、密室に見える状態が完成します。電話の機能そのものをトリックに使うのが面白いです。
発覚回避
白倉は、広田の死を事故死に見せることで殺人の発覚を避けようとしました。さらに、本来は自分が第一発見者になり、トリックに使ったカセットテープを回収するつもりでした。そうすれば密室偽装の痕跡を消せたはずです。
しかし、阿笠たちが先に現場へ来たため、白倉はテープを回収できませんでした。ここが大きな誤算です。密室を作るために使った道具がそのまま現場に残り、白倉を追い詰める証拠になっていきます。準備が細かいぶん、回収失敗の痛さが際立ちます。
綻び
綻びは、白倉が手袋をしておらず、カセットテープに指紋を残していたことです。この指紋が、白倉が密室トリックに使った道具へ触れていたことを示します。仕掛けそのものがどれだけ巧妙でも、指紋はごまかせません。
さらに、白倉が留守番電話へ大量に電話を入れていたことも不自然です。その大量の電話が、テープを巻き戻して鍵を室内へ戻す仕掛けを動かしたことを示します。鍵、カセットテープ、チェスの駒、ノートの役割がつながり、密室の見え方が崩れていきます。
決め手:カセットテープの指紋と大量の電話
決め手のひとつは、留守番電話用カセットテープに残った白倉陽の指紋です。白倉がテープに触れていたことが分かれば、密室偽装の仕掛けに関わったことを示せます。彼は手袋をしていなかったため、ここで逃げ場を失います。
白倉が大量に留守番電話へ電話を入れていたことも重要です。それは単なる連絡ではなく、テープを巻き戻して鍵を室内へ戻すための操作でした。電話の履歴が、密室トリックの実行そのものを示す材料になります。
鍵、カセットテープ、チェスの駒、ノートの仕掛けは、密室の矛盾を崩します。そして広田正巳の整形前写真は、白倉の動機を示します。仕掛けの証拠と動機がそろうことで、白倉陽が広田を殺害した犯人だと明らかになります。
結末:白倉陽の犯行が判明し、データは消える
白倉陽が広田正巳を殺害した犯人だと判明します。留守番電話用カセットテープを使った密室偽装は、テープに残った白倉の指紋と大量の電話によって崩れます。大学教授殺人事件としては、白倉の保身による犯行として解決します。
しかし、APTX4869関連データ入りフロッピーは、ナイトバロンのウイルスで消去されます。コナンたちは決定的な組織データを得られません。事件は解けたのに、本筋の手がかりは失われる。この後味がかなり苦いです。
最終的に、灰原は阿笠邸に残る流れになります。白倉の事件は終わりますが、灰原哀という新しい重要人物がコナン側へ加わり、長い関係が始まります。事件解決よりも、物語の変化の方が強く残る結末です。
アニメ「黒の組織から来た女 大学教授殺人事件」の名言/名セリフ
灰原哀「シェリー…これが私のコードネームよ…」
灰原が初めてコナンに、自分の正体を明かした時の名言。ジン、ウォッカ、テキーラに続いてシェリーという新たな組織の人間が登場した記念すべき回です。
コナン「この世に解けない謎なんて…塵一つもねえって事をな!!」
事件を解決した時に言った名言。
灰原哀「どうして…?どうしてお姉ちゃんを…助けてれなかったの?」
事件を解決したコナンに向かって、その推理力があれば宮野明美のことも助けたのでは?という疑問を投げかけた名言。
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アニメ「黒の組織から来た女 大学教授殺人事件」のhuluやアマプラはある?
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第129話「黒の組織から来た女 大学教授殺人事件」の感想&まとめ
第129話「黒の組織から来た女 大学教授殺人事件」は、灰原哀の初登場で物語が大きく変わる2時間スペシャルです。事件以上に本筋の衝撃が残ります。
①灰原哀の初登場がとにかく衝撃的
この回で一番残るのは、やはり灰原哀の初登場です。
ただの転校生に見えた少女が、黒の組織の元研究員・シェリーだと明かされるひっくり返しはかなり強烈です。小学生らしくない冷たさも、正体を知ると全部意味を持って見えてきます。APTX4869の開発者が目の前の子どもだったという衝撃が、この回を一気に本筋の転換点へ押し上げています。灰原の登場シーンは何度でも見返したくなります。
②黒の組織ミスリードから本物の組織関係者登場への構成が巧い
前半の黒服の女が銀ギツネだったというミスリードがあるから、後半の灰原の正体告白がさらに刺さります。
「黒の組織か?」と思わせて一度外し、安心したところで本物の組織関係者が目の前にいると明かす流れが本当に巧いです。2時間スペシャルならではの密度があります。単発事件と本筋が段階的にひっくり返るため、見終わった後の情報量がとんでもなく大きい回です。構成の見せ方がかなり綺麗です。
③大学教授殺人事件とデータ消失の後味が苦い
広田正巳の密室殺人は解決しますが、APTX4869関連データが消えてしまう後味はかなり苦いです。
留守番電話カセットを使ったトリックは面白いのに、白倉の動機は保身で重く、さらにフロッピーはナイトバロンで失われます。灰原が宮野明美の死をめぐってコナンに感情をぶつける場面も胸にきます。事件は解けても、黒の組織への決定的手がかりは消える。その徒労感が灰原の孤独と重なって、余韻が深いです。
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