若狭留美(浅香)と脇田兼則(RUM)の因縁や関係を解説!お互いに気づいたのはいつ?

若狭留美(浅香)と脇田兼則(RUM)の関係を解説!お互いに気づいたのはいつ?
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「若狭留美と脇田兼則の関係は?」

「浅香とRUMの因縁とは?」

『名探偵コナン』において、「若狭留美」と「脇田兼則」は、黒ずくめの組織のNo.2である“ラム”の有力候補として長らく注目されてきたキャラクターです。

本記事では、両者の正体や目的、作中での登場エピソードや特徴的な行動、そして黒の組織との関係性について詳しく解説

さらに、ファンの間で繰り広げられた考察や最終的に明かされた真実、そして物語全体への影響にも迫ります。

この記事の目次

若狭留美とは何者か?その正体と目的

若狭留美とは何者か?その正体と目的

若狭留美(わかさるみ)は、帝丹小学校1年B組の副担任教師として初登場。年齢は37歳。普段はドジで怖がりな一面を見せていますが、実際の彼女は“只者ではない”人物です。

作中では、3人組の強盗団を単独で制圧したり、襲いかかってきたプロゴルファーを一撃で取り押さえたりと、圧倒的な戦闘力を披露。そのギャップから、一気に“謎めいた存在”として注目を集めるようになりました。

また、右目に傷があり、強いストレスを感じると一時的に視力を失うという描写も存在します。この特徴は、「ラムには義眼がある」という組織内の噂と重なっており、「若狭先生=ラム説」が浮上する一因となっていました。

さらに、「若狭留美(Wakasa Rumi)」という名前をローマ字で並び替えると、**“I’m Asaca Rum(私は浅香=ラム)”**になるという暗号のような仕掛けも、ファンの間で話題に。

そしてついに明かされた彼女の正体は、17年前にアメリカで起きた羽田浩司殺人事件に登場した「浅香(あさか)」だったのです。

若狭留美の過去「浅香」としての顔

浅香ことレイチェル・浅香は、資産家アマンダ・ヒューズの女性ボディーガードでした。羽田浩司が殺害された事件では、重要参考人(=容疑者の一人)とされていました。

彼女は護身術に長けた“武闘派”であり、若狭先生として描かれてきた超人的な戦闘能力にも納得がいきます。

事件現場には、彼女のものと思われる将棋の駒が残されており、また作中では若狭が灰原哀の持つ「APTX4869被害者リスト」をこっそり確認する場面も描かれていました。これらの描写は、彼女と黒の組織の関係性を仄めかす重要な伏線として機能しています。

こうした要素の積み重ねから、「浅香=ラム」ではないかと多くのファンが予想していたわけですが、実際にはその逆で、若狭留美=浅香は、黒の組織と敵対する存在だったのです。

【関連】アマンダについては以下記事を参考にしてください↓


若狭留美の本当の目的は「ラムへの復讐」

彼女が黒の組織に敵意を持つ理由は明確です。

17年前の事件で、彼女が守るべき存在だったアマンダ・ヒューズ(母親のような恩人)と、親しい間柄だった天才棋士・羽田浩司が命を奪われてしまいます。そして、その黒幕こそが“ラム”であることを突き止めた浅香は、以後ずっと復讐の機会を狙い続けていたのです。

作中でも、若狭はラムに関する情報を収集し、あらゆる手段を使って接触を試みています。推理力・戦闘力ともに高い彼女は、コナンにも劣らない知性を見せながら、慎重にラムとの対峙のタイミングを見計らってきました。

その目的はただひとつ、ラムを討つこと。その執念と行動力から、彼女は“ラム編”におけるもう一人の主人公=「裏主人公」とも言える存在に位置づけられています。

以下記事で更に詳しく若狭留美については解説しているのでチェックしてください↓

脇田兼則とは何者か?その正体と経歴を解説

脇田兼則とは何者か?その正体と経歴を解説

一方の脇田兼則(わきた かねのり)は、毛利小五郎探偵事務所の隣にある寿司店「米花いろは寿司」の板前として登場しました。初登場は原作第975話(単行本92巻)の「江戸っ子探偵!?」、アニメでは第894話/895話「となりの江戸前推理ショー」です。

自称56歳の中年男性で、出っ歯にちょび髭、左目には常に黒い眼帯をしており、ひと目で印象に残る風貌。江戸っ子気質の陽気な寿司職人で、一人称は「アッシ」。推理好きが高じて、毛利小五郎に「弟子入りしたいでやんす!」と直訴するなど、表向きは気さくで人懐っこい人物として描かれています。

しかし、初登場当初から片目を隠していた点や、時折見せる鋭い洞察力などにより、ファンの間では早くから「脇田=ラム説」がささやかれていました。今にして思えば、登場時からどこか不穏な空気をまとっていたことが伺えます。

そして、ついに明らかになった脇田の正体こそが、黒ずくめの組織のNo.2「ラム」だったのです。

ラムの経歴と脇田兼則という“仮の姿”

ラムは、組織のボス・烏丸蓮耶の側近として、宮野志保(灰原哀)が組織に所属していた当時からNo.2の地位にいた人物現在のラムは“二代目”であり、「ラム」というコードネームは先代(=父親)から受け継いだものであるとされています。

そんなラムが「脇田兼則」として姿を現したのは、2017年頃から。毛利小五郎の周りに接近するため、寿司職人に扮して各地を渡り歩き、最終的に米花町に定住しました。

ウォッカが「ふざけた名前を名乗っている」と語っていたことからも、“脇田兼則”という名が偽名である可能性は高いと見られています。

表向きは腰の低い、愛嬌たっぷりの板前。しかし、その正体は冷酷で非情な黒の組織の幹部であり、組織の任務に忠実な策略家でもあります。普段は毛利小五郎を「師匠」と呼んで持ち上げていますが、その裏では冷静に状況を観察し、的確に動いています。

彼の口癖でもある「時は金なり(Time is money)」という言葉は、性格と行動原理を象徴するフレーズ。実際、名前の中に「金(かね)」「則(のり)=ルール」が含まれており、これもラムの信条を表しているのではないかと指摘されていました。

こうした巧妙に練られたキャラクター設定もあり、脇田は登場初期から有力なラム候補として注目を集めていたのです。


ラム=脇田兼則の任務と真の狙いとは?

最近の黒の組織におけるラムの主な任務は、組織にとって脅威となる人物の排除重要情報の収集。その中でも、彼が特に執着している標的は以下の3つです。

  1. 毛利小五郎…バーボンが弟子として入っていたり、黒の組織になにかしら敵対する存在
  2. 若狭留美(=浅香)――17年前の羽田浩司事件の真相を知る可能性がある存在
  3. 工藤新一に関する情報の収集

実際に、ラムはバーボン(安室透)に対してメールで、

「工藤新一が生きているか調べろ」

と指示を下しており、彼の存在を重大な脅威と捉えていることがわかります。

安室は毛利探偵事務所に出入りしながら調査を続けていましたが、ラム自身も“脇田兼則”という偽の肩書を使って同じ場所に接近。Time is Money という言葉の通り、せっかちで自分の目で確認しにきました。

つまり、“寿司職人・脇田兼則”としての行動は、毛利小五郎の近くで情報収集するためのカモフラージュであり、長期的な策略だったということです。

二人が「ラム候補」とされた理由と今までの考察

二人が「ラム候補」とされた理由と今までの考察

ラムの正体が明かされるまで、黒ずくめの組織No.2「ラム」は、読者にとって最大級の謎のひとつでした。

作中でラムの特徴を「屈強な大男」「女のような男」「年老いた老人」と、相反する情報として提示し、読者を意図的にミスリードしています。
(実際、これらの噂はラム本人が流した偽情報
だったことが後に判明します。)

このミスリードにより、物語中の怪しい登場人物たちが次々と「ラム候補」として疑われ、ネット上ではさまざまな考察が飛び交いました。

中でも特に有力視されていたのが、黒田兵衛・若狭留美・脇田兼則の3人。いずれも85巻以降の“ラム編”で新登場し、「片目に異常がある」という共通点を持っていたことも、ファンの注目を集める要因となっていました。


若狭留美がラム候補とされた理由

若狭留美がラムの候補と疑われた最大の理由は、彼女の素性の不明瞭さと戦闘力の高さにあります。

普段は気弱そうな小学校教師でありながら、事件となれば犯人を圧倒するほどの身体能力や鋭い推理力を見せ、明らかに“ただ者ではない”存在感を放っていました。

また、彼女の右目に障害があるような描写がたびたびあり、「ラム=隻眼」という噂と一致。義眼かどうかは作中では明言されていないものの、視力に関する描写が怪しさを強めていました。

さらに注目されたのが、名前のアナグラム
「WAKASA RUMI」を並び替えると「ASACA RUM(浅香・ラム)」となるという説が浮上します。

これは羽田浩司殺害事件の現場に残されたダイイングメッセージ「PUT ON MASCARA」(マスカラを塗れ)の並び替えで「ASACA RUM」と読める点ともつながり、浅香=若狭留美=ラムという構図が有力視されたのです。

加えて、若狭は灰原哀や少年探偵団と頻繁に関わっていたこと、さらに灰原が彼女から「組織の気配」を感じ取っていたことも、疑念を深める要因となりました。

このような数々の伏線により、若狭留美は黒田兵衛と並ぶ“最有力ラム候補”として、ファンの間で常に議論の中心にいました。

【関連】若狭留美の右目についての詳しい記事はこちら↓


脇田兼則がラム候補とされた理由

脇田兼則が疑われた理由は、見た目や言動の不自然さにあります。

初登場時から左目を眼帯で隠していたことが、「ラム=隻眼」の情報と完全に一致。また、毛利小五郎の身近に突然現れた点も怪しく、かつて安室透(バーボン)が喫茶ポアロの店員として探偵事務所に接近していた過去から、「脇田も黒の組織の一員ではないか?」という憶測が生まれました。

さらに、事件捜査中に時折見せる鋭い洞察力や、不敵に笑うシーンもあり、「何か裏があるのでは」と感じさせる描写が多く見受けられました。

決定打とされたのは、やはり名前の意味です。

「脇田兼則」という名前には、

  • 「金(かね)」と「則(のり)」
  • 「WAKITAKANENORI」→「TOKIHAKANENARI」

含まれており、ラムの口癖である「時は金なり(Time is money)」を連想させます。

実際にラムは作中でこの言葉を好んで使っており、名前と口癖がリンクしている点が「脇田=ラム説」の信ぴょう性を高める結果となりました。

最後のラム候補の黒田兵衛について

なお、もう一人の候補であった黒田兵衛も、「大柄」「義眼」などの外見的特徴や、10年間の記憶喪失といったミステリアスな背景から疑われていましたが、後に公安警察の裏理事官(=味方)であることが明らかにされ、ラム候補からは外れることとなります。

こうした経緯を経て、消去法的にも最後に残った脇田こそがラムではないか――という推理が、多くのファンの間で支持されていったのです。

若狭留美と脇田兼則の接点・関係性

二人が「ラム候補」とされた理由と今までの考察

RUM候補の二人、若狭留美、脇田兼則。

RUM編ではなかなか接点を持つ機会が少なく、二人って関係あるのか?と考えている人も多かったです。

17年前の真相シリーズでついに接点を持ったので、ここからは二人の関係や因縁について解説していきます。

二人の因縁は17年前の事件から始まった

若狭留美(=浅香)と脇田兼則(=ラム)の因縁は、17年前の「羽田浩司・アマンダ殺害事件にさかのぼります。この事件では、黒ずくめの組織のNo.2であるラムが暗躍し、羽田浩司とアマンダ・ヒューズをAPTX4869で毒殺しました。

その場にいた浅香は、アマンダのボディーガードとして事件に巻き込まれたものの、事件後に消息を絶ちました。現場には、羽田浩司の残したダイイングメッセージ「ASACA RUM」が残されており、浅香とラムがともに事件に関与していた可能性が示唆されていました。

以降、浅香は「若狭留美」として身を隠しながら、ラムの正体を追う行動を続けていました。

羽田浩司は浅香にとって親しい人物、アマンダは浅香にとっては親代わりの人であり、それを殺害したRUMは絶対に倒さない人物でした。

一方、ラムの側も浅香が生存しており、RUMの声を聞かれた可能性を警戒し、若狭の動向を密かに監視していたようです。

つまりこの二人は、長年にわたりお互いの存在を意識しながら、水面下で睨み合っていた関係だったのです。

ラムが若狭留美(浅香)を狙撃する

17年前の真相シリーズの最後に、現在のRUMはキャンティとコルンに若狭留美(浅香)を狙撃の命令を出します。

キャンティとコルンは若狭を撃とうとするも、反対にキャンティが若狭留美に撃たれてしまいます。

この時点でRUMは若狭留美は、ほぼほぼ浅香であることがわかっている状態です。

反対に若狭留美は自分が浅香とバレて組織に狙われていることを把握しています。

まだ、この時点では若狭留美は、RUMの正体が脇田兼則であることにたどり着いていないです。


若狭VSラム、ついに因縁の対峙へ

物語が進行し、ラムの正体が読者に明かされた後、ついに若狭留美と脇田兼則の直接対決が描かれます。

原作File.1148「混沌の来訪者」など、ラム編クライマックスの展開では、ラムがFBI捜査官・アンドレ・キャメルを追い詰める中、突如若狭が現場に乱入。17年越しの因縁を抱えた浅香の登場により、形勢は一気に逆転します。

このとき若狭は、背後からラムに向かってこう言います。

若狭留美「あら、そのお声…聞いた事があるような…どこかでお会いしたかしら?お寿司屋さん?」

このセリフから、彼女が寿司職人・脇田兼則の声とラムの声を重ね、正体を確信したことがうかがえます。

かねてより脇田の行動を疑っていた若狭が、ついに本人と直接相まみえた瞬間でもあり、まさに“因縁の対峙”と呼ぶにふさわしい場面です。

話の中で若狭留美は脇田兼則の肩をしっかりと掴んで逃がさまい…となっている状態です。

※後ほど更新します。

若狭留美(浅香)と脇田兼則(ラム)は17年間の因縁がある

今回は若狭留美と脇田兼則についてまとめました。

2人の因縁は17年前から続いており、機会があれば互いに仕留めようとする機会を伺っていることがわかりました。

お互いに対面するというクライマックスになりましたので、今後はどのように関わっていくのか?注目していきましょう!

若狭留美(浅香)と脇田兼則(RUM)の関係を解説!お互いに気づいたのはいつ?

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