「漫画コナンの榎本梓誘拐事件について知りたい!」
「コナンと梓 誘拐したのは誰」ってどんな話だっけ?
前回のアニメの原作回は、久しぶりに白馬探が登場した回1193話/1194話「キッドVS白馬 青の玉座」でした。
今回からは新シリーズのお話!
安室透と世良真純が登場し、コナンと榎本梓が誘拐されるという事件です。
今記事では名探偵コナン1204話/1205話「コナンと梓 誘拐したのは誰」の考察(ネタバレ)と感想をご紹介していきます。
※ここからは簡単なネタバレを含むため、注意してください。
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「コナンと梓 誘拐したのは誰」は何巻?原作で何話?
「コナンと梓 誘拐したのは誰」はアニメ放送がされていない原作コナンの話となり、対象の単行本は106巻です!
名探偵コナン106巻に掲載されている話↓
- FILE 1 奇妙なサイコロ
- FILE 2 二拠点作戦
- FILE 3 不審な来客
- FILE 4 時限は零時
- FILE 5 反撃の起爆剤
- FILE 6 朱殷色の開演
- FILE 7 支子色の初日
- FILE 8 鉛色の中日
- FILE 9 薄墨色の前楽
- FILE10 茜色の千秋楽
「コナンと梓 誘拐したのは誰」の簡単なあらすじ

公式HPの前編あらすじはこちら↓
コナンと梓は「誰かにつけられている」と、安室たちに助けを求める。道路の向かい側にいた二人を助けようとする安室たちはバスが通過する間に二人を見失う。二人の行方は?
公式HPの後編あらすじはこちら↓
何者かに誘拐されてしまったコナンと梓。監禁場所の状況から、誘拐犯は世間を騒がせている猟奇事件に関係が……!?JKトリオと安室は、犯人の正体にたどり着けるのか?
「コナンと梓 誘拐したのは誰」の登場人物
「コナンと梓 誘拐したのは誰」の登場人物
・江戸川コナン
・毛利蘭
・鈴木園子
・世良真純
・榎本梓
・安室透
・工藤有希子
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「コナンと梓 誘拐したのは誰」の簡単なネタバレ&伏線

今回は、コナンに探りを入れている安室、その安室に意味深な視線を送る世良が描かれていました。
まだ確信に進んだわけではないものの、この2人のやり取りはちょっと気になるところですね。
さらに、コナンファンから組織関連の噂がされた「老婆と黒い赤ちゃん」が登場!
真相はまだ明らかになっていませんが、少し意味深な雰囲気も漂っていました。
【目次】好きなところから見れます▼
- 「コナンと梓 誘拐したのは誰」の簡単なネタバレ&伏線
① 安室に対して世良が意味深な視線を向ける
安室透は、世良真純の兄が赤井秀一だと知っている立場です。
一方で世良は、過去エピソード『仲の悪いガールズバンド』で、赤井秀一と諸伏(もろふし)兼光と一緒に行動していた人物として、安室にも接点があったことが示されています。
ちゃんと顔は見えてなかったものの、兼光のことを「スコッチ」と呼んだ男が安室に似ているという感覚も持っていました。
だからこそ今回も、世良が安室を探るように睨んでいたのではないかなと。
世良は今も「赤井秀一は死んだ」と思っている状況。
そんな中で、過去に赤井と関わっていた安室が目の前に現れたら、「この人、何か知ってるんじゃ…?」と疑ってしまうのも当然かもしれませんね。
② ポアロに臨時マスターがいた!
金丸嶺太は、ポアロのマスターが負傷した時に代理をしていた人物として登場します。最初は不審な客の一人に見えますが、事件の中心犯人ではありません。安室と梓の関係を気にしてポアロへ来た人物として整理するのが自然です。ここで、ポアロという場所の周辺事情が少し広がります。
金丸の登場が良いのは、事件の核心とは別に、ポアロにも店の歴史や人間関係があると感じられるところです。ただの背景店舗ではなく、マスター代理を務めた人物がいて、安室や梓の噂を気にする人もいる。そういう生活感があるから、梓が誘拐される怖さも増します。金丸を誘拐犯や黒幕のように扱う必要はありません。
むしろ、怪しい客に見える人物が実はポアロ周辺の補足人物だった、という再配置がこの回らしい面白さです。

③ 老婆とベビーカーの黒い赤ちゃん
コナンと梓を見失ったときに通りにいた、黒い赤ちゃんを乗せたベビーカーを押す猫アレルギーの老婆。
この老婆の「黒い車の中からクシャミが聞こえた」という証言により、安室たちは犯人の容疑者を絞れていました。
そしてエピローグでまたしも老婆と黒い赤ちゃんが登場。
わざわざ最後にまた登場させる必要があるのか?と思ってしまう演出。
黒塗りの赤ちゃん、組織のボスこと烏丸蓮耶が幼児化した説といったところから、黒い赤ちゃんは烏丸蓮耶では?という噂も立つほど。
そして、ベビーカーを押していた老婆はベルモット説も出てきています。
まだ真相は明らかになっていませんが、何かの伏線になっている可能性はありそうですね。

「コナンと梓 誘拐したのは誰」の事件の流れ

喫茶ポアロでいつものようにのんびりしていたはずが、気づけば梓とコナンが誘拐・監禁される事件へ…!
しかも犯人は「猟奇殺人犯の仲間かも…?」と思わせるような演出までしてきて、恐怖の方向性がガチなんですよね…。
ここでは、第106巻File3〜5「榎本梓誘拐事件」の流れを、読みやすく整理して追っていきます!
連続猟奇殺人犯逮捕のニュースが事件の火種に!
ある日の午後、コナン・蘭・園子・世良はポアロでマッチ棒パズルに挑戦していました。
園子が次の問題を探そうとしてスマホを触っていたところ、うっかり連続猟奇殺人犯逮捕のニュースを開いてしまいます。
すると梓が、ニュースに映る犯人の顔を見て、
榎本梓「そーいえばニュースで観たあの犯人の顔…どこかで見たような…見なかったような…」
と首をかしげるんです。
この“引っかかり”が、後で事件に効いてくるんですよね…(笑)
ポアロにいた「不審な3人客」
その時、店内には明らかにクセの強い客が3人いました。
- 判家潔:ビーフシチューを食べながら「行きつけの店と同じ味だ、パクリだ!」とクレーム
→しかし安室がレシピを見せて逆に納得させ、判家は気まずそうに退店。
- 金丸嶺太:ひたすらコーヒーのおかわりを要求し、妙に長居
- 尾村啓佑:ノートPCを開きつつ、梓さんに「誰にも言わないで…」と何かを口止め
みんな風邪気味みたいなマスクをしているし、ちょっと怪しい感じが漂っています。
梓とコナンが誘拐される…!
店の調味料を確認した安室が、ハーブ入りの塩が残りわずかだと気づきます。
近くの店では品切れだったため、安室は梓さんに少し離れた店まで買い出しを頼むことに。
するとコナンが一緒に行くと同行。
ただ、帰り道、コナンは誰かに尾行されている気配を察知します。
すぐ蘭に電話して、安室さんにこっちの通りまで来てほしいと助けを求めました。
蘭たちは安室と一緒に外へ飛び出し、向かいの歩道にいる梓さんとコナンを確認。
ところが――ちょうど大型バスが通り、視界が遮られた“その一瞬”。
バスが通り過ぎた時、2人が跡形もなく消えていたんです…!
梓さんの「安室さーん!」という声も虚しく、2人は連れ去られてしまいました。
監禁部屋で見た“生首”と“指”…猟奇犯の仲間に捕まった!?
梓が目を覚ますと、そこは見知らぬ密室。
近くにはコナンも眠らされています。
梓が何か飲んで落ち着こうと小型冷蔵庫を開けた瞬間、目に飛び込んできたのは――
- 瓶詰めされた生首のようなもの
- 手元には血まみれの切断指のようなもの
完全に猟奇事件の現場みたいな光景で、梓はパニック寸前…。
私たちを誘拐したのは、猟奇殺人犯!?と恐怖で頭が真っ白になっていました…。
コナンの反撃開始!
コナンも起きると、すぐ冷静に状況確認。
どうやらコナンは梓が冷蔵庫を開けた辺りから起きていて、様子を伺っていたみたいですね。
犯人(顔を隠した男)が様子を見に来た隙に、コナンは梓のワイヤレスイヤホンを使って一手打ちます。
- イヤホンを1人の犯人のズボンの裾に忍ばせる
- 犯人側は梓さんのスマホを持っている
- スマホの「デバイスを探す」機能で、イヤホンと離れたら通知が来る
→つまり犯人が分断された合図がわかる!
通知が来た瞬間、密室に残っていた犯人は1人。
コナンは咳払いでおびき寄せ、腕時計型麻酔銃で眠らせることに成功します。
コナンの推理で犯人の正体が見えてくる!
スマホを取り返しても電波が弱く、助けを呼べません。
そこでコナンはまさかの力技へ…。
マッチ棒の先の薬剤を削って粉を集め、鍵穴に詰めて点火させ、内部が一気に燃えて、南京錠を外しました。
そして、犯人のスマホを確認し、メッセージを確認すると、表示されたのは「トルツメ」「ひらく」「ママ」などの言葉。
コナンは即座に「校正用語だ」と見抜き、犯人が出版関係者(編集者)だと確信します。
そして梓がここで、眠らせた犯人の顔と冷蔵庫の生首が同じであることに気づきます…。
でもコナンは冷静に種明かし。
- 生首は“写真を筒にして瓶に沈めた”錯覚トリック
- 指は“ウインナーを加工した偽物”
つまり恐怖演出は全部ハッタリ。
犯人は「猟奇犯の仲間」を装い、口を塞ぐために脅していただけだったのです…。
安室・世良・蘭・園子が外側から真相へ迫る
外側では、安室透、世良真純、蘭、園子がポアロに残された写真や客の言動から真相へ近づいていきます。園子の写真、写真の額の反射、PC画面の「III」、不審な客たちの行動が少しずつつながります。
ここがこの回の一番気持ちいいところです。コナンは内部から反撃し、外側では安室たちが別ルートで推理を進めます。現場にいない人物たちも、ポアロに残った情報から事件を追える構成がかなり上手いです。蘭と園子もただ心配するだけでなく、写真の手がかりに関わっているのが良いです。
子の写真に未発売ゲーム情報が映っていたと分かる
園子の写真の額に映り込んだPC画面に、「III」の表示があったことが分かります。それが未発売ゲーム「スプラッタタァ3」の情報へつながり、事件の方向性が一気に変わります。猟奇殺人犯関連に見えた話が、ゲーム情報漏洩をめぐる誘拐事件へ再配置される場面です。
このひっくり返しがかなり面白いです。怖い事件だと思っていたものの正体が、未発売ゲーム情報を守ろうとした編集者たちの過剰反応だったわけです。写真の反射という小さな手がかりから、事件の本当の目的が見えてくるのが気持ちいいです。
誘拐犯側が集談館文庫の編集者だと判明する
誘拐犯側のスマホには、「トルツメ」「ひらく」「ママ」などの校正用語が残っていました。そこから、犯人たちが出版・編集関係者だと分かります。尾村啓佑ら集談館文庫の編集者たちが事件に関わっていたわけです。
ここで、不審な客たちの正体も再配置されます。猟奇殺人犯の仲間ではなく、未発売ゲーム「スプラッタタァ3」の攻略本に関わる編集者たちだった。怖い誘拐事件の正体が、編集者たちの過剰な情報管理だったと分かる瞬間、恐怖と脱力感が同時に来ます。梓とコナンは完全に巻き込まれた側です。
「梓は軽い」という言葉の誤解が回収される
事件の引き金には、蘭と園子の「梓は軽い」という言葉の誤解もありました。編集者たちはそれを「口が軽い」と受け取り、梓が未発売ゲーム情報を漏らすかもしれないと勘違いします。実際には綱引きに関する体重の話でした。
この回収がかなりコナンらしいです。大きな誘拐・監禁事件の動機が、言葉の取り違えだったと分かるんですよね。編集者たちの焦りは分かっても、そこから誘拐まで進むのは完全にやりすぎです。梓が理不尽に巻き込まれた怖さと、真相のズレた感じが同時に残ります。
編集者たちが謝罪し、梓とコナンが救出される
最後には、編集者たちが誤解による誘拐・監禁だったことを認め、謝罪します。梓とコナンは無事に救出されます。猟奇事件に見えた恐怖が、未発売ゲーム情報をめぐる過剰反応だったと決着するわけです。
ここには安心感があります。怖い監禁事件だったのに、最後はどこかポアロらしい少しコミカルな余韻も残ります。ただ、梓が巻き込まれた理不尽さは消えません。ポアロの日常へ戻れる温かさと、日常が突然壊れる怖さ。
その両方が後味として残る回でした。
- コナン、蘭、園子、世良が喫茶ポアロでマッチ棒パズルをしている。
- 園子が猟奇的な連続殺人犯逮捕のニュースを見る。
- 梓が犯人の顔を見たかもしれないと話す。
- ポアロに判家潔、金丸嶺太、尾村啓佑ら不審な客がいる。
- 安室が梓とコナンにハーブソルトの買い物を頼む。
- コナンから「怪しい人に追われている」と連絡が入る。
- バスが通り過ぎた後、梓とコナンが姿を消す。
- 梓が窓のない部屋で目覚め、生首や切断指のようなものを見つける。
- コナンが探偵バッジやワイヤレスイヤホンを使って内部から反撃する。
- 安室、世良、蘭、園子がポアロの写真や客の言動から真相に迫る。
- 園子の写真の反射に未発売ゲーム「スプラッタタァ3」の情報が映っていたと分かる。
- 誘拐犯側が尾村啓佑ら集談館文庫の編集者たちだと判明する。
- 「梓は軽い」という言葉を「口が軽い」と誤解したことが引き金だと分かる。
- 編集者たちが謝罪し、梓とコナンが救出される。
「コナンと梓 誘拐したのは誰」の犯人とは?梓とコナンを誘拐した理由は何?

梓と江戸川コナンの誘拐・監禁事件について、犯人・動機・トリック・決め手・結末を整理します。犯人は尾村啓佑ら集談館文庫の編集者たちです。ただし殺人犯ではなく、誘拐・監禁の実行側です。
犯人:尾村啓佑ら集談館文庫の編集者たち
犯人は、尾村啓佑ら集談館文庫の編集者たちです。共犯編集者全員のフルネームは確認できないため、ここでは名前を補完しません。彼らは殺人犯ではなく、榎本梓と江戸川コナンを誘拐・監禁した実行側です。
被害者は榎本梓と江戸川コナンです。死亡被害者は出ていません。この回は、生首や切断指のような小道具が出るため猟奇事件に見えますが、実際には殺人事件ではありません。編集者たちは、未発売ゲーム情報を守るつもりで、完全にやりすぎた行動に出たと整理できます。
動機:未発売ゲーム情報の漏洩を恐れた誤解
動機の背景には、集談館文庫の編集者たちが未発売ゲーム「スプラッタタァ3」の情報を扱っていたことがあります。その情報が外部に漏れることを強く恐れていたため、情報管理にかなり過敏になっていました。ここが事件の土台です。
引き金になったのは、榎本梓が未発売ゲーム情報を見てしまったと編集者たちが誤解したことです。さらに、蘭と園子の「梓は軽い」という言葉を、「口が軽い」という意味に取り違えます。本当は綱引きに関する体重の話だったのに、そこから情報漏洩の危険人物だと見なされるのがひどいです。
決定打は、情報解禁時刻まで梓を黙らせなければならないと編集者たちが判断したことです。その結果、梓と一緒にいたコナンまで監禁されます。動機は殺意ではありませんが、誤解と焦りだけで人を閉じ込めるところがかなり怖い事件です。
トリック:猟奇事件に見せかけた撮影スタジオ監禁
準備:窓のない撮影スタジオと小道具を用意する
編集者たちは、窓のない撮影スタジオを監禁場所として用意します。そこに瓶の中の生首や切断指のような小道具を置き、猟奇殺人犯の関係者による犯行のように見せかけました。怖がらせて動けなくするための演出です。
この準備がかなり悪質です。実際の目的は未発売ゲーム情報の漏洩防止ですが、見せ方は猟奇事件そのものです。梓にとっては、理由が何であれ、目覚めた場所にそんな小道具がある時点で恐怖しかありません。撮影スタジオという場所が、日常から切り離された不気味な空間として効いています。
実行:梓とコナンを誘拐し監禁する
編集者たちは、梓とコナンを誘拐し、撮影スタジオへ連れていきます。梓だけを拘束するつもりだったとしても、コナンも一緒に巻き込まれています。結果的に、2人とも被害者になります。
監禁中、梓には生首や指のような小道具が見せられ、猟奇事件と関係があるように思わせられます。未発売ゲームの情報解禁時刻まで動けないようにするためとはいえ、やっていることは完全に誘拐・監禁です。コナンが一緒にいたことで、彼らの計画は内側から崩れ始めます。
発覚回避:猟奇事件の関係者に見せて真相をぼかす
発覚を避けるため、編集者たちは監禁場所を窓のない撮影スタジオにし、外から位置を分かりにくくします。さらに、生首や指の小道具で、別の猟奇事件に巻き込まれたように見せます。ポアロ側には、梓とコナンが突然消えたようにしか見えません。
ただし、この見せかけには綻びが残ります。外側では園子の写真に映り込んだPC画面の「III」や、ポアロの不審な客たちの動きが手がかりになります。怖い猟奇演出で真相を隠そうとしても、日常側に残った小さな情報から少しずつ崩れていくのが気持ちいいです。
綻び:写真の反射と編集用語が真相を示す
トリックの綻びは、園子の写真の額に映り込んだPC画面の「III」から見え始めます。それが未発売ゲーム「スプラッタタァ3」の情報につながり、事件の本当の目的が見えてきます。猟奇事件ではなく、ゲーム情報漏洩をめぐる誘拐だったわけです。
さらに、誘拐犯側のスマホに残る「トルツメ」「ひらく」「ママ」などの校正用語が、出版・編集関係者へつながります。園子の写真の反射と編集用語が合わさることで、尾村啓佑ら集談館文庫の編集者たちへ真相が収束します。怖い見せかけが、出版現場の言葉で崩れていくのが面白いです。
決め手:園子の写真、編集用語、撮影スタジオ、コナンの反撃
決め手の一つは、園子の写真の額に映り込んだPC画面の「III」です。そこから未発売ゲーム「スプラッタタァ3」の情報が見えて、梓が情報を見たと誤解された可能性が浮かびます。写真の反射という小さな手がかりが、事件の目的へ直結するのがかなり気持ちいいです。
次に、誘拐犯側スマホ内の「トルツメ」「ひらく」「ママ」などの校正用語が効きます。これにより、犯人側が出版・編集関係者だと分かります。瓶の生首と切断指が本物ではなく小道具だったこと、監禁場所が撮影スタジオだったことも、猟奇事件説を崩します。怖い見た目が作り物だと分かる瞬間、事件の空気が一気に変わります。
そして、コナンのワイヤレスイヤホン、端末探索、麻酔銃、マッチ棒による反撃も大きいです。内部から状況を崩し、外側の安室たちの推理とつながっていきます。最後には「梓は軽い」という言葉の誤解も回収されます。内側の反撃と外側の推理が噛み合い、誘拐事件の真相が一本線で見えてくる構成です。
結末:編集者たちは謝罪し、梓とコナンは救出される
結末では、尾村啓佑ら集談館文庫の編集者たちが、誤解による誘拐・監禁だったことを認めます。梓とコナンは無事に救出されます。猟奇殺人犯の関係者による事件ではなく、未発売ゲーム情報をめぐる編集者たちの過剰反応だったと判明します。
編集者たちは謝罪します。事件としては、死亡被害者なしで終わります。ただ、梓とコナンが監禁された事実は軽くありません。怖い監禁事件が、最後にはどこかズレた誤解事件として落ち着く落差がこの回らしいです。
ポアロの日常には戻れます。けれど、日常側のキャラである梓が突然巻き込まれる怖さは残ります。事件後の安心感と、ポアロの外にある危うさが同時に残る締め方でした。
「コナンと梓 誘拐したのは誰」のまとめ&感想

ポアロの日常から誘拐・監禁へ落ちる怖さと、コナンの内部反撃の頼もしさが強い回です。最後は誤解事件らしい脱力感も残ります。
①ポアロの日常から誘拐へ落ちる温度差が怖い
この回は、喫茶ポアロでマッチ棒パズルをしている穏やかな導入がまず良いです。安室と梓がいて、蘭、園子、世良もいる。いつもの日常の空気なんですよね。だからこそ、梓とコナンが買い物へ出た直後に失踪する流れがかなり怖いです。
ポアロという安心できる場所から一歩外へ出た瞬間、事件に巻き込まれる落差が強く刺さります。梓が日常側のキャラだからこそ、監禁部屋で目を覚ます場面の不安も大きいです。「いつものポアロ」が壊れる怖さをしっかり味わう回でした。
②猟奇事件風からゲーム情報漏洩へ変わる落差が面白い
瓶の中の生首や切断指のような小道具が出るため、前半はかなり猟奇事件っぽい怖さがあります。でも真相は、未発売ゲーム「スプラッタタァ3」の情報漏洩を恐れた編集者たちの過剰反応でした。ここで空気が一気にひっくり返ります。怖さから脱力感へ落ちる感じが、この事件の独特な後味です。
しかも「梓は軽い」を「口が軽い」と誤解したことが引き金なので、かなりズレています。笑えない怖さと、ちょっと呆れるような誤解が同居する回でした。
③コナンの内部反撃と安室たちの外側捜査が頼もしい
監禁されたコナンが、内部から冷静に反撃していく流れがかなり頼もしいです。ワイヤレスイヤホンや端末探索、麻酔銃、マッチ棒など、限られた道具で状況を動かしていくのがコナンらしいんですよね。一方で外側では、安室、世良、蘭、園子がポアロに残った写真や言動から真相へ近づきます。内と外の推理が並行して、最後に同じ真相へつながるのが気持ちいいです。
梓は怖い目に遭いますが、周囲がちゃんと動いてくれる安心感があります。ポアロ周辺キャラが一緒に事件を動かす、見返したくなる回でした。
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