「漫画コナンの榎本梓誘拐事件について知りたい!」
榎本梓誘拐事件ってどんな話だっけ?
前回のシリーズは、萩原千速が活躍したお話でした。
赤レンガ倉庫 消えた誘拐犯
・1123話「消えた誘拐犯」のネタバレと感想
・1124話「奇妙なサイコロ」のネタバレと感想
・1125話「二拠点作戦」のネタバレと感想
今回からは新シリーズのお話!
安室透と世良真純が登場し、コナンと榎本梓が誘拐されるという事件です。
今記事では名探偵コナン1126話~1128話「榎本梓誘拐事件」の考察(ネタバレ)と感想をご紹介していきます。
※ここからは簡単なネタバレを含むため、注意してください。
【更新中】アニメコナンの最新話一覧
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「榎本梓誘拐事件」は何巻?原作で何話?
「榎本梓誘拐事件」はアニメ放送がされていない原作コナンの話となり、対象の単行本は106巻です!
名探偵コナン106巻に掲載されている話↓
- FILE 1 奇妙なサイコロ
- FILE 2 二拠点作戦
- FILE 3 不審な来客
- FILE 4 時限は零時
- FILE 5 反撃の起爆剤
- FILE 6 朱殷色の開演
- FILE 7 支子色の初日
- FILE 8 鉛色の中日
- FILE 9 薄墨色の前楽
- FILE10 茜色の千秋楽
「榎本梓誘拐事件」の簡単なあらすじ

公式HPのあらすじはこちら↓
コナン、蘭、園子、世良は、喫茶ポアロでマッチ棒のパズルをしていた。世良が正解したので、園子は他のパズルを探そうとして逮捕された猟奇殺人犯のニュースを開いてしまう。それを見た榎本梓は、ニュースでみた犯人の顔を「どっかで見たような見なかったような」と曖昧な感想をいう。
その時、ポアロには3人のお客がいた。ビーフシチューを食べていた判家潔は、行きつけのカフェと味がそっくりだとパクリ疑惑のクレームを入れるが、安室透がレシピを渡して帰らせる。
カウンターにはコーヒーをお替りする金丸嶺太が座っていた。テーブルにはノートPCを開いている尾村啓佑が座っていて、梓に何か口止めをしていた。安室からハーブ入り塩がなくなりそうだと言われた梓は、コナンと一緒にスーパーへ買いに行く。ポアロで待っていた蘭たちに、コナンから怪しい人たちにつけられているから安室を迎えに来させてほしいという連絡が入る。
ポアロを出た安室たちは、道路の向かい側にコナンと梓を見つけるが、バスが通過しているうちに見失ってしまう。
梓が目を覚ますと眠っているコナンと密室に閉じ込められていた。
梓が落ち着こうと何か飲むために部屋の冷蔵庫を開けると、そこには瓶に入れられた人の顔が!
そしてそばには切断された指も落ちていた。ふたりを監禁したのは猟奇殺人犯の仲間なのか!?
https://websunday.net/episode/67159/
「榎本梓誘拐事件」の登場人物

「榎本梓誘拐事件」の登場人物
・江戸川コナン
・毛利蘭
・鈴木園子
・世良真純
・榎本梓
・安室透
・工藤有希子
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「榎本梓誘拐事件」の簡単なネタバレ&伏線

今回は、コナンに探りを入れている安室、その安室に意味深な視線を送る世良が描かれていました。
まだ確信に進んだわけではないものの、この2人のやり取りはちょっと気になるところですね。
さらに、コナンファンから組織関連の噂がされた「老婆と黒い赤ちゃん」が登場!
真相はまだ明らかになっていませんが、少し意味深な雰囲気も漂っていました。
【目次】好きなところから見れます▼
- 「榎本梓誘拐事件」の簡単なネタバレ&伏線
① 安室に対して世良が意味深な視線を向ける
安室透は、世良真純の兄が赤井秀一だと知っている立場です。
一方で世良は、過去エピソード『仲の悪いガールズバンド』で、赤井秀一と諸伏(もろふし)兼光と一緒に行動していた人物として、安室にも接点があったことが示されています。
ちゃんと顔は見えてなかったものの、兼光のことを「スコッチ」と呼んだ男が安室に似ているという感覚も持っていました。
だからこそ今回も、世良が安室を探るように睨んでいたのではないかなと。
世良は今も「赤井秀一は死んだ」と思っている状況。
そんな中で、過去に赤井と関わっていた安室が目の前に現れたら、「この人、何か知ってるんじゃ…?」と疑ってしまうのも当然かもしれませんね。
② ポアロに臨時マスターがいた!
今回容疑者として3人の人物が疑われていましたが、エピローグにてその中にいた一人・金丸嶺太が再登場!
ポアロのマスターが怪我で入院していた時にいた、臨時のマスターだったそうです。
この回でポアロにやって来たのは、梓が新入りのイケメン店員こと安室と付き合っていると聞いて、相応しい男がどうか見極めに来たから(笑)
これには安室も梓もキョトンとして、付き合ってないとハッキリ否定していました(笑)

③ 老婆とベビーカーの黒い赤ちゃん
コナンと梓を見失ったときに通りにいた、黒い赤ちゃんを乗せたベビーカーを押す猫アレルギーの老婆。
この老婆の「黒い車の中からクシャミが聞こえた」という証言により、安室たちは犯人の容疑者を絞れていました。
そしてエピローグでまたしも老婆と黒い赤ちゃんが登場。
わざわざ最後にまた登場させる必要があるのか?と思ってしまう演出。
黒塗りの赤ちゃん、組織のボスこと烏丸蓮耶が幼児化した説といったところから、黒い赤ちゃんは烏丸蓮耶では?という噂も立つほど。
そして、ベビーカーを押していた老婆はベルモット説も出てきています。
まだ真相は明らかになっていませんが、何かの伏線になっている可能性はありそうですね。

「榎本梓誘拐事件」の事件の流れ

喫茶ポアロでいつものようにのんびりしていたはずが、気づけば梓とコナンが誘拐・監禁される事件へ…!
しかも犯人は「猟奇殺人犯の仲間かも…?」と思わせるような演出までしてきて、恐怖の方向性がガチなんですよね…。
ここでは、第106巻File3〜5「榎本梓誘拐事件」の流れを、読みやすく整理して追っていきます!
【目次】好きなところから見れます▼
ネタバレ① 連続猟奇殺人犯逮捕のニュースが事件の火種に!
ある日の午後、コナン・蘭・園子・世良はポアロでマッチ棒パズルに挑戦していました。
園子が次の問題を探そうとしてスマホを触っていたところ、うっかり連続猟奇殺人犯逮捕のニュースを開いてしまいます。
すると梓が、ニュースに映る犯人の顔を見て、
榎本梓「そーいえばニュースで観たあの犯人の顔…どこかで見たような…見なかったような…」
と首をかしげるんです。
この“引っかかり”が、後で事件に効いてくるんですよね…(笑)
ネタバレ② ポアロにいた「不審な3人客」
その時、店内には明らかにクセの強い客が3人いました。
- 判家潔:ビーフシチューを食べながら「行きつけの店と同じ味だ、パクリだ!」とクレーム
→しかし安室がレシピを見せて逆に納得させ、判家は気まずそうに退店。
- 金丸嶺太:ひたすらコーヒーのおかわりを要求し、妙に長居
- 尾村啓佑:ノートPCを開きつつ、梓さんに「誰にも言わないで…」と何かを口止め
みんな風邪気味みたいなマスクをしているし、ちょっと怪しい感じが漂っています。
ネタバレ③ 梓とコナンが誘拐される…!
店の調味料を確認した安室が、ハーブ入りの塩が残りわずかだと気づきます。
近くの店では品切れだったため、安室は梓さんに少し離れた店まで買い出しを頼むことに。
するとコナンが一緒に行くと同行。
ただ、帰り道、コナンは誰かに尾行されている気配を察知します。
すぐ蘭に電話して、安室さんにこっちの通りまで来てほしいと助けを求めました。
蘭たちは安室と一緒に外へ飛び出し、向かいの歩道にいる梓さんとコナンを確認。
ところが――ちょうど大型バスが通り、視界が遮られた“その一瞬”。
バスが通り過ぎた時、2人が跡形もなく消えていたんです…!
梓さんの「安室さーん!」という声も虚しく、2人は連れ去られてしまいました。
ネタバレ④ 監禁部屋で見た“生首”と“指”…猟奇犯の仲間に捕まった!?
梓が目を覚ますと、そこは見知らぬ密室。
近くにはコナンも眠らされています。
梓が何か飲んで落ち着こうと小型冷蔵庫を開けた瞬間、目に飛び込んできたのは――
- 瓶詰めされた生首のようなもの
- 手元には血まみれの切断指のようなもの
完全に猟奇事件の現場みたいな光景で、梓はパニック寸前…。
私たちを誘拐したのは、猟奇殺人犯!?と恐怖で頭が真っ白になっていました…。
ネタバレ⑤ コナンの反撃開始!
コナンも起きると、すぐ冷静に状況確認。
どうやらコナンは梓が冷蔵庫を開けた辺りから起きていて、様子を伺っていたみたいですね。
犯人(顔を隠した男)が様子を見に来た隙に、コナンは梓のワイヤレスイヤホンを使って一手打ちます。
- イヤホンを1人の犯人のズボンの裾に忍ばせる
- 犯人側は梓さんのスマホを持っている
- スマホの「デバイスを探す」機能で、イヤホンと離れたら通知が来る
→つまり犯人が分断された合図がわかる!
通知が来た瞬間、密室に残っていた犯人は1人。
コナンは咳払いでおびき寄せ、腕時計型麻酔銃で眠らせることに成功します。
ネタバレ⑥ コナンの推理で犯人の正体が見えてくる!
スマホを取り返しても電波が弱く、助けを呼べません。
そこでコナンはまさかの力技へ…。
マッチ棒の先の薬剤を削って粉を集め、鍵穴に詰めて点火させ、内部が一気に燃えて、南京錠を外しました。
そして、犯人のスマホを確認し、メッセージを確認すると、表示されたのは「トルツメ」「ひらく」「ママ」などの言葉。
コナンは即座に「校正用語だ」と見抜き、犯人が出版関係者(編集者)だと確信します。
そして梓がここで、眠らせた犯人の顔と冷蔵庫の生首が同じであることに気づきます…。
でもコナンは冷静に種明かし。
- 生首は“写真を筒にして瓶に沈めた”錯覚トリック
- 指は“ウインナーを加工した偽物”
つまり恐怖演出は全部ハッタリ。
犯人は「猟奇犯の仲間」を装い、口を塞ぐために脅していただけだったのです…。
「榎本梓誘拐事件」の犯人とは?梓とコナンを誘拐した理由は何?

犯人の正体は、ポアロでノートPCを開いていた尾村啓佑を中心とする“出版社(編集部)の関係者たち”です。
動機は意外にも単純で、未発表ゲーム『スプラッタタァIII』の情報を梓が見てしまった(=情報漏洩の危険)から。
梓は尾村のPC画面を直接見たわけではないのですが、画面がガラスに反射して見えてしまい、うっかり“続編の存在”を知ってしまいます。
犯人たちは今夜0時に公式発表されるまで、誰にも漏れたら終わる!と焦り、極端な結論に走ったというわけですね。
さらにタチが悪いのが、
「梓さんは軽い(=体重が軽い)」という話題を、犯人側が勝手に「口が軽い」と勘違いした点。
勝手に誤解して、誘拐してでも黙らせるという暴走に…。
加えて、猟奇犯のニュースを利用して監禁。
やってることが悪質すぎて、シャレで済みそうにないですね…。
最後は安室たちが推理して出版社ビルへ突入し、梓さんとコナンは無事救出。
犯人たちは「0時過ぎたら解放するつもりだった」「ファンなら冗談が通じると思った」などと言い訳しますが、当然アウト…という結末でした!
「榎本梓誘拐事件」のまとめ&感想
「榎本梓誘拐事件」は、日常回に見せかけて情報量と伏線がかなり濃いエピソードでした。
梓とコナンが誘拐されるスリリングな展開だけでなく、安室を巡って世良が意味深な視線を向ける場面は、赤井秀一や過去エピソードを知っていると一気に重みが増しますね。
また、黒い赤ちゃんを乗せたベビーカーの老婆など、一見不要にも見える描写が不気味な余韻を残す構成も印象的!
事件自体は解決しても、物語の裏では確実に“大きな流れ”が動いている――そんな気配を強く感じさせる一話でした!
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