よく聞く「羽田浩司殺人事件」とは?
RUM編のキーパーソン「羽田浩司」とは?
黒の組織のRUM編でキーとなるのが17年前に起きた「羽田浩司殺人事件」。
RUMや赤井務武など、重要な人物が関わっている事件となります。
そこで今記事は「羽田浩司殺人事件」について自分的な考察を踏まえて、お届けしていきます。
ここからはお話のネタバレが出て来るため、まだ読んでない方や「ネタバレは嫌だ!」という方は控えてくださいね。
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そもそも「羽田浩司」とは

様々な憶測がある羽田浩司についての簡単なプロフィールを紹介していきます。
- 将棋界の天才棋士と言われており、七冠王に一番近いと期待されていた男
- 既に四冠を達成していた
- 17年前、趣味でやっていたチェスの大会で出場するために渡米している最中に事件に巻き込まれ死亡
- APTX4869を飲まされた人物リストで工藤新一の2つ下に書かれていた
- 羽田秀吉の義兄
- 座右の銘は初志貫徹
- CVは安元洋貴
物語の中で特に黒の組織のRUM(ラム)との関係が深い人物の一人となっています。初めて漫画で登場したのは849話・850話「婚姻届のパスワード」 の最後であり、861話/862話「17年前と同じ現場」で細かく説明されています。
詳細は【羽田浩司殺人事件】で詳しく考察していきます。
【関連記事】「羽田浩司」の漫画&アニメの登場回は何話?
羽田浩司殺人事件は漫画&アニメで何話?

今まで様々な話がありましたら、17年前の真相シリーズで公開されています。

単行本では104巻を買うだけで全ての話が把握できます。
話の序盤は、現在でチェスの大会。中盤は17年前の羽田浩司殺人事件、終盤は現在で浅香の反撃、という流れになります!
17年前のシリーズでまとめた記事はこちら↓

簡単に羽田浩司殺人事件の概要

ここでは簡単に羽田浩司殺人事件の概要についてまとめました。
重要な人物は羽田浩司とアマンダと浅香の3人。
後に黒の組織の関係者も出てきますが、一旦は簡単に概要を紹介します。
羽田浩司殺人事件のキーパーソンや重要人物は誰?

17年前の事件で度々コナンで出てくるものの、色々な人が関わっているので、一旦ここで重要人物をまとめます。
羽田浩司…今回の被害者。17年経っても未解決のまま。
アマンダ・ヒューズ…羽田浩司と同じ日に別の部屋で殺害。
浅香…アマンダのボディガード。事件後に失踪している。
RUM…今回の殺人の実行犯と見られる。ジンにぬかった事件と言われている。
黒田兵衛…17年前のチェスの大会で、浅香とすれ違っている。この時はまだ両目がある。
赤井務武…後日、羽田家の依頼で事件を調査するも、そこから連絡を絶っている。
この人物が特に事件とか関わっており、しっかりと事件の概要を把握しておきましょう。
羽田浩司殺人事件の相関図や関係図
羽田浩司殺人事件は初回の登場の861話/862話「17年前と同じ現場」で徐々に関係者が出てきています。
ここからは情報を開示しながら相関図を公開していきます。
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- 羽田浩司殺人事件の相関図や関係図
【ネットの情報】17年前の現場で判明した相関図/関係図

まずはネットにアップされた羽田浩司殺人事件の概要です。
861話/862話「17年前と同じ現場」で公開された情報でコナンがネット記事を読んでいた所、わかった情報となります。
この段階では黒の組織の関係者はまだ判明しておらず、浅香が容疑者の一人となっています。
【浅香の正体が判明】騎士は見ていたの相関図/関係図

アニメ「騎士は見ていた(仮)」で判明したのが、若狭留美の正体が浅香であること。
更に警視庁の黒田官兵衛が殺人現場にいたことや、アマンダの死の時にダイイングメッセージが残っていたことが判明しました。
本格的に羽田浩司事件についてわかっていく相関図となります。
【確定】羽田浩司殺人事件の相関図/関係図

104巻でついに羽田浩司殺人事件の全貌が明らかになりました。
簡単に言うと、どんな感じの相関図だったのか?というのを一枚のシートにまとめました。
黒の組織のRUMががっつり絡んでいることがわかり、事件の全貌が判明しました。
【予想】羽田浩司殺人事件の後の相関図/関係図

まだ詳しい情報は出ていないですが、この後のことを考察していきます。
RUMは事件の後に左目を負傷していると考えられます。
更に赤井務武はこの後に動いており、姿を消しています。
アニメ「探偵団と二人の引率者」で、浅香と赤井務武の回想で、
赤井務武「下がれ!!これから見える化け物は…まだ先のある小娘が…命を削る相手ではない…この俺ぐらいで丁度いい…」
と若狭留美を逃しました。
ここまでの情報で相関図を作りますので、ぜひみてください。
【〜89巻】17年前起きた「羽田浩司殺人事件」とは

まずは、861話/862話「17年前と同じ現場」でネットにアップされていた記事の説明をします。
被害者は羽田秀吉の義兄でもある羽田浩司。
先程紹介した通り、17年前に何者かの手によって殺害されていることになっています。
チェスの大会前夜、宿泊していた部屋で殺害とのこと…この事件が「羽田浩司殺人事件」と言われています。
同じホテルで資産家「アマンダ・ヒューズ」も亡くなっていた

17年前全米で行われたチェスの大会の前夜に、羽田浩司は同じホテルの別の部屋に泊まっていたアメリカの資産家「アマンダ・ヒューズ」という女性が亡くなっていました。
アマンダは80歳以上の老婆であるが実は“FBI”や“CIA”とも親交のある人物。
アマンダヒューズは羽田浩司の大ファンということもあり、殺害された日に羽田浩司の部屋を訪れています。
※羽田浩司の部屋からアマンダの指紋が出ていることが証拠
アマンダが亡くなった部屋では、何事もなかったような部屋が綺麗な状態で殺されていました。
【関連記事】アマンダについて詳しい記事はこちら↓

重要参考人にボディーガードの「浅香(ASAKA)」

アマンダが殺害された際に重要参考人として考えられていたのがボディガードの「浅香」という人物。
浅香はアマンダのボディガードと雇われており、性別は女性。
アマンダが殺害されてからは、浅香は姿をくらましており、黒の組織の人間で犯人なのでは?と言われています。
17年経った今でもその消息を絶ったままになっている。
【関連記事】浅香は黒の組織の元メンバーだったのか?
羽田浩司の部屋は何者かに荒らされていた
アマンダの部屋は綺麗に殺害。逆に羽田浩司が殺害された部屋については何者かに荒らされた様子がわかります。
加えて羽田浩司は殺された時に、抵抗した後が残っていたみたいです。
羽田浩司は腕に数か所殴られたり、蹴られたりと防御創が残っていたとのこと…。
考えられるのは、黒の組織の犯行であるとするとアマンダは予定通りで、羽田浩司は想定外の殺害だったことがわかります。
灰原哀がAPTX4869の被験者リストから「羽田浩司」の名前があったため、アマンダと同じくAPTX4869を飲んで殺害された。
羽田浩司はダイイングメッセージが残していた
羽田浩司が殺害された部屋は、まるで強盗に入られたかのように荒らされていてたとのこと。
「Juke」ってホテルの名前入りの皿やカップの破片が散乱されていたとのこと。
中でも当時、化粧品メーカーがマスカラに手鏡を付けた商品が流行り、鏡には「PUT ON MASCARA」と刻まれていた。
その手鏡を最初見たコナンは最初は何も気づきませんでしたが…。
950話の「切り取られた文字」で羽田浩司は最後、鏡をハサミで切りダイイングメッセージを残していました。P,T,O,Nを切りとり、「UMASCARA」の文字を残しました。
【〜90巻】羽田浩司についてジンが「ラムがぬかった事件」と発言

863話/864話「霊魂探偵殺害事件」で霊魂探偵と言われる堀田凱人が、17年前に起きた羽田浩司殺人事件について重要な情報を持っていると発言したお話。
結果的には堀田は殺害されていましたが、堀田が亡くなったニュースが流れた時にジンがとある発言をしました。
ジン「17年前にラムが抜かった仕事(ころし)なんざ…知ったことか…」
羽田浩司殺人事件に組織のナンバー2であるRUMが絡んでいたことが判明。しかし、ぬかった仕事ということは、何かをミスしたということ…。
後に判明するぬかったポイントは2つ。
- 羽田浩司の殺害現場
- アマンダのボディガードの浅香が逃走
アマンダの部屋は綺麗なのに、羽田浩司の部屋は汚い
抜かった…ということは何かに失敗したとのこと。
羽田浩司と同じホテルにいたアマンダの部屋に関しては、灰原の見解では黒の組織が絡んだと間違いないとのこと。
対象的に羽田浩司の部屋は荒らされた&争った後がありました。つまり、ラムは羽田浩司についてはやむを得ず殺害するしかなくなったと考えられます。
APTX4869の被験者リストがあるため、羽田浩司は黒の組織が殺害した人物であるが、想定外のことがあり、いつもより部屋が汚れていたということが考察されます。
RUMがぬかった事件の考察
17年前の真相シリーズで、事件の全貌が明らかになりました。
ただ、何をぬかったのか?というのは名言されていません。
簡単に考察してみると恐らく2つミスったポイントがあります。
- アマンダ・ヒューズの殺害
- 想定外の羽田浩司の殺害
アマンダについては、元々の計画では黒の組織の命令をきかせることを考えていました。ただ、アマンダがRUMが持っていたAPTX4869を飲んだため、亡くなってしまいました。
更に羽田浩司はもともと標的ではなかったです。日本の有名人が亡くなったということで、世間に目立つ形で注目されてしまいました。
以上の2点がぬかってしまったポイントになっています。
【〜95巻】羽田浩司が残した「PUT ON MASCARA」の意味

羽田浩司は「PUT ON MASCARA」と書かれた鏡をハサミで切り、「UMASCARA」の文字を残しました。
コナンと赤井秀一はこの文字を並び替えて答えを導き出そうとします。
並び替えると「RUM ASACA」の文字

「PUT ON MASCARA」と刻まれた手鏡から、P,T,O,Nを切り取り、残された文字を並び替えると「RUM ASACA」となることを861話/862話「17年前と同じ現場」でコナンと赤井秀一は気づきました。
この時点では、「浅香=ラム」という風に推理。
886話/867話「裏切りのステージ」で、「ASACA」という文字が出てきたため、確定か…となりながら。
並び替えると 「CARASUMA」の文字

羽田浩司のダイイングメッセージがついに判明したのが、941話/942話「マリアちゃんをさがせ!」。
「UMASCARA」を並び替えると 「CARASUMA」の文字に結論付けることになりました。
「CARASUMA」というのは、219話「集められた名探偵」で名前だけ登場した既に亡くなっている大富豪「烏丸蓮耶」のことです。
つまり、黒の組織のボスは、日本の中でも力を持っている「烏丸連耶」とコナンと優作は結論づけました。
羽田浩司殺人事件ではラムだけでなく、黒の組織の“あの方”の名前が最終的にわかる事件だったのです。
【関連記事】烏丸蓮耶について知りたい方はこちら↓

【〜104巻】17年前の羽田浩司殺人事件の全貌。時系列で解説

ここまで様々な考察をしてきましたが、単行本の104巻のお話でついに羽田浩司殺人事件の全貌が公開されます。

今までの考察は伏線であったり、まだ単行本を順に読みたい人のために残しつつ、ここからは事件の流れであったり、全て公開していきます!
【目次】好きなところから見れます▼
- 【〜104巻】17年前の羽田浩司殺人事件の全貌
アマンダは羽田浩司のファンだった。浅香とアマンダの関係も判明
アメリカの資産家でもある、アマンダヒューズは顔が広く、次期大統領選にも出るのでは?と言われている人物でした。
そんなアマンダは将棋の棋士であり、当時は将棋四冠王であった羽田浩司の大ファンでした。
事件当時は羽田浩司の部屋に訪れて、二人でチェスをしていました。
部屋の中にはボディガードの浅香も含めて3人。
浅香の父親もアマンダのボディガードとして活躍
浅香の父親もアマンダのボディガードで、アマンダの盾となって死亡、母親も病死。
浅香はアマンダのボディガードになりたいと願い、アマンダが浅香を引き取るという過去がわかります。
浅香の本名はレイチェル・浅香で、年齢は20歳でハーフという新事実が判明。
ボディガードとしての腕はいいが、男性がよってこないということで、それを聞いた羽田浩司が…
羽田浩司「そうですか?自分的には好みの女性なんですけどね…」
と、好意を寄せていることがわかります。
浅香の正体が若狭留美ということが確定する
今回の事件で浅香の正体は若狭留美であることが確定。
浅香は当時20歳、17年後の今では37歳で、若狭留美の37歳と合致します。
浅香の片目は病気
浅香の右眼は「一過性黒内障」という病気で、過剰なストレスがかかると眼の血管の血行障害で眼が一時的に見にくくなるというもの。
若狭留美が右眼が見えないというのはここに繋がります。
【関連記事】若狭留美の右目は義眼?
黒の組織の標的はアマンダ・ヒューズ

アマンダ達と同じホテルに待機していたのが、黒の組織のナンバー2であるRUM(ラム)と大人数の黒の組織のメンバーです。
ラムはホテルの監視カメラをハッキングして、映像を全てチェック。
ラムが右目を手で隠して、左目で集中して見ると、防犯カメラに映っている人物でがアマンダのボディガードか否かを過去に見た情報から判別します。
そして、組織の工作員がボディガードを次々とスタンガンで気絶させて、アマンダのボディガードが浅香以外いなくなってしまいます。
組織の中ではその時たまたま宿泊していた黒田兵衛もボディガードと勘違いして、浅香と黒田兵衛の二人のボディガードが残ったと勘違いしている状態です。
RUM(ラム)の左目は特別な能力“フォトグラフィックメモリー”
今回、沢山いたアマンダのボディガードが全員やられたのは、RUMの左目の能力フォトグラフィックメモリーが関係しています。
フォトグラフィックメモリーは一度みたものを鮮明に思い出せる能力であり、アマンダが過去に一度でも接触しているボディガードを覚えていれば、全てのボディガードを把握できます。
そこからは多数に散らばってるボディガードを気絶させ、捕獲できたのです。
17年前時点でこの能力は左目だけであり、過去には両目に宿っていたみたいです。

黒田兵衛は休暇でたまたま同じホテルにいた?
当時警察庁の“ゼロ”に所属した黒田兵衛は、長期休暇をとってアメリカのチェスの大会にいました。有給休暇ということでたまたま、アマンダや羽田浩司と同じホテルに泊まっていたのでした。
この時に黒田はアマンダと浅香と廊下ですれ違っています。
このすれ違うシーンがアニメ「騎士は見ていた」と1シーンとなります。
一応ここまでの流れとしてはたまたま有給休暇という形でしたが、実はこれには裏があります。
黒田兵衛は特別な命令でアマンダと黒田は会う約束をしていました。ただ黒の組織が襲撃したあとに来るはずのアマンダからの電話がこなかったため、部屋に行くとアマンダが亡くなっていたのでした。
二人は何を話す予定だったのか?というのはわかりませんが、黒田はアマンダに会うためにチェス大会の観戦にきたのです。
浅香が一時的に羽田浩司の部屋へ
違うボディガードと連絡が取れなくなった状態で浅香はアマンダに頼まれ事をされます。
羽田浩司の部屋にチェスをした時、ナイトの駒を忘れたからとってきて欲しいというもの。今すぐとってきてという、アマンダが全てを察した状態での指示でした。
アマンダが浅香を羽田浩司の部屋へ行かせた理由
アマンダは自分の命の危機を感じたため、浅香を羽田浩司の元へ避難させたのです。浅香はボディガードですが、アマンダにとって自分の娘のようにかわいがっていたため、わざと逃したのです。
羽田浩司もそのことを察して、浅香を匿うことにしたのです。
浅香はボディガードなのにアマンダの部屋にいなかった理由となります。
黒の組織がアマンダ・ヒューズの元へ
ラムを含めた複数人がアマンダヒューズの部屋を訪れます。
そしてアマンダはラムにむかって、50年前に日本で会ったことあり、その時は子供…あだ名はラムと言い、アマンダがラムと一度顔を合わせていたことがわかります。
さらにその場所が日本富豪の誕生日会なので、烏丸蓮耶となります。
組織はアマンダの弱点が浅香であることを把握しており、浅香を捕獲して組織側に巻き込もうとしていました。
ただアマンダはそれはまずいと思い、ラムが持っていたAPTX4869を自ら飲み、命を絶ってしまったのです。
羽田浩司は全てを察して浅香を保護する

羽田浩司はアマンダが命の危機を感じ、わざと浅香を自分の部屋へこさせたということを把握していたため、戻ろうとする浅香を気絶させて本棚の後ろに隠しました。
この時に今までの大きな伏線となっていた「角行」の将棋の駒を浅香に渡したのでした。いつか反撃ができるという思いも込めて…。

RUMが羽田浩司の部屋にやってくる
羽田浩司はアマンダ殺害後に浅香を探しに色々な部屋に行き、その一つが羽田浩司の部屋です。
1度はRUMを騙せるも、2度目はRUMの本棚に隠した浅香がバレそうになります…。
羽田浩司は浅香に気づかせないように、「烏丸蓮耶」の話題を出したりと標的を自分に向けさせたのでした。
羽田浩司は烏丸グループの事を知っていた
RUMが羽田浩司の部屋を訪れた時、「烏丸蓮耶」という言葉を出しました。
どうやら30年前(47年前)のフォーラムで烏丸会長が欠席した時にRUMが出席したのを見たことを覚えており、今回の事件烏丸蓮耶が絡んでいるのでは?と推理しました。
これにより、RUMは羽田浩司を消すことを決めます。
そしてAPTX4869を飲まされた羽田浩司は、今回の事件に烏丸が関わってることを伝えるために「PUT ON MASCARA」を切って、「CARAUSMA」というメッセージを残しました。
羽田浩司は浅香を守るために、自らの命を差し出すという男らしさが全面に出ている回でした。
羽田浩司が亡くなった現場
羽田浩司が亡くなった後に色々荒らした中で手鏡のダイイングメッセージがありました。
これは羽田浩司がAPTX4869を飲まされた後に、手がかりを残さないと…!と思い、残したものです。
手鏡は浅香の物かと思いきや…羽田浩司の母親のもので、最後のちからを振り絞って水の中で鏡を切ったという背景がありました。
黒田兵衛が羽田浩司の部屋に訪れて遺体を発見

黒の組織が羽田浩司を殺害し、RUM達が部屋をあとにした後。
黒田兵衛が羽田浩司の部屋に行き、羽田浩司がバスルームで亡くなっている所を目撃します。
黒田がバスルームにいると、居間から本が倒れる物音が聞こえて、気絶して隠されていた浅香が本棚から出てきます。
気絶から目が覚めた浅香は、黒田兵衛が犯人だと思い黒田を攻撃し、あと一歩の所まで黒田を追い詰めます。
黒田はアマンダの亡くなったスマホの写真を見て、ショックをうけてる間に浅香をなんとか気絶をさせます。
黒田兵衛は浅香を一度別の場所に避難させることを考える
黒田兵衛は浅香から目が覚めてから、羽田浩司のことなど様々な情報を聞き出すために、一旦別の場所に避難させることを考えます。
そこで組織が使っていた大きいスーツケースを使い、浅香をなんとか車に連れ出して逃げようとしますが…。
組織のスーツケースにGPSがついており、黒田は組織とのカーチェイスの最中に突っ込んできた飲酒運転をしていたトラックとぶつかり大怪我をしてしまいます。
この時、浅香は事故の跡、無事に逃げ出して見つかったのは黒田兵衛だけ。
黒田兵衛は右目に大きな傷を追ってしまい、そこから10年近く意識不明で警察病院に入院したのでした。
アマンダヒューズが残したダイイングメッセージの意味は?

アマンダが残したダイイングメッセージのチェスの駒。
黒田兵衛に相談されたコナンはこの暗号を解いています。
コナンはアマンダの口紅などを見て、「Watch out eye」という言葉を導き出しました。
特別な目を持っている人物…つまり、一度見たものを忘れないRUMの左目に気をつけろという意味がダイイングメッセージに込められていたのでした。
羽田浩司殺人事件の記事をネットに上げていた人物は誰?

コナン達がこの事件の概要を知るようになったのは、この記事をネットに上げ続けている人物がいたからです。
アニメ「17年前と同じ現場」の冒頭で、コナンと阿笠博士は羽田浩司殺人事件のネット記事を見ました。
誰がこの記事を上げたのか…?となっていました。
その正体というのが104巻で判明し、それは浅香こと若狭留美だったのです。
浅香はこの記事へアクセスを解析して、黒の組織と関連する人物を調べるためという目的がありました。そのため、当時博士の家で良く見ていたコナンを標的として、帝丹小学校に赴任してきました。
そこから羽田浩司の記事がアップされなくなったので、そこに繋がっていたことがわかります。
最初から若狭留美がコナンを見る目が違っていたのはそのような目的があるからです。
羽田浩司と赤井務武(赤井家)の関係

意外と関係がありそうなのが、羽田浩司と赤井秀一の父親でもある赤井務武(あかいつとむ)です。
File949「甘い匂い」の時に、沖矢昴に変装している赤井秀一より羽田浩司の事件について「17年前に直接関わっていたの俺の父だ」と話しています。
つまり赤井務武はあの
事件について、何かのキーマンであったことが判明。同時に赤井秀一をFBIに駆り立てたのもこの事件とわかります。
羽田浩司殺人事件で赤井務武はいなくなった?
赤井務武はさざ波シリーズで「とんでもない奴らを敵にまわしてしまったと」と、メアリーにメールを残して、その後は姿を見なくなってしまいました。
そして10年前の赤井秀一は「父の事件の真相を探りに行っていた」にアメリカにいた事、務武は死ぬ前に日本にメアリーを送りました。
後ほど判明したのが、メールが送った時期は17年前。赤井務武は羽田浩司殺人事件がきっかけで家族を日本へ送りました。
アニメ1045話/1046話「天罰くだる誕生パーティー」の最後にメアリーとベルモットが変装した赤井務武と、イギリス・ロンドン「ヴォクスホールブリッジ」で待ち合わせをしており、ここでメアリーが
メアリー「それで?羽田浩司を殺した犯人はわかったの?」
と言っており、これっきり連絡が途切れていることもわかりました。
つまり、赤井務武は羽田浩司殺人事件を捜索中にいなくなったことが確定したのです。
この時に赤井務武の職業が、妻:メアリーと一緒のMI6であることもわかりました。
赤井務武が生きてるかどうかについては以下記事で解説しています。

【確定】赤井務武は羽田家に依頼されて調査した
羽田浩司殺人事件の話の最後のシーンで赤井秀一とコナンが電話をし、赤井務武について会話。
赤井務武が羽田浩司殺人事件に関わった理由は、前々から交流のあった羽田家より息子の事件の真相を暴いて欲しいと依頼されて、調査を開始しました。
この調査か羽田浩司の殺人にはやばいやつが関わっている…ということで、メアリー達を日本へ避難させたとが判明。
【後日談】赤井務武は若狭留美を守った過去がある
アニメ1148話/1149話「探偵団と二人の引率者」の海の家のお話で、若狭留美が沖矢昴と赤井務武を重ねるシーンがありました。
そのシーンで赤井務武は
赤井務武「下がれ!!これから見える化け物は…まだ先のある小娘が…命を削る相手ではない…この俺ぐらいで丁度いい…」
と言っており、若い頃の若狭留美(浅香)を守っていました。
つまりRUMや黒の組織という大きな力との戦いで負傷していた若狭を守っていたのです。
羽田浩司殺人事件までの話だとこのシーンがないため、羽田事件の後に赤井務武が調査の最中に浅香と出会い、組織と対決したというのが有効でしょう。

羽田浩司の事件ではRUMの左目は負傷していない

17年後の現在、RUMの左目は義眼になっています。
今回の事件でRUMの左目はフォトグラフィックメモリーの能力があり、一度見たものを鮮明に覚えている能力がありました。
羽田事件でなくなると思いきや、羽田事件が終わった段階では両目とも残っており、負傷したのはこの事件ではないことがわかります。

RUMとの左目の負傷は赤井務武が関わっている?

104巻では結局両目が残っていました。
そうなると、RUMが左目を失った事件というのは、この後の赤井務武と浅香が関わった事件であることが予想できます。
赤井務武「下がれ!!これから見える化け物は…まだ先のある小娘が…命を削る相手ではない…この俺ぐらいで丁度いい…」
若狭の回想で出ていたシーン。
この事件というので恐らくRUMの左目が負傷したのかな?と想像できます。となると、負傷させたのは赤井務武と考えるのが正しくなりそうです。
この事件は羽田事件とはまた別になっていくので、情報が出次第、違う記事で解説していきます!
羽田浩司と羽田秀吉の関係

これまでの物語では「羽田浩司の義弟」として描かれてきた羽田秀吉。
しかし、家系図を知っている人にとってはご存じの通り、彼の本名は「赤井秀吉」。つまり、赤井秀一の実の弟であり、赤井家の一員です。
ではなぜ彼は“羽田”という姓を名乗っているのか?そう疑問に思う方も多いでしょうが、実はこの背景には、羽田浩司殺害事件が深く関係しているのです。
羽田浩司が亡くなった後、資産家である羽田家は深い悲しみに包まれました。そんな中、羽田家は、浩司と将棋を通じて交流があった秀吉の将棋の才能に目をつけます。
「浩司が果たせなかった将棋の夢を、あなたに託したい」羽田家からそう願われた秀吉は、その期待に応える形で羽田姓を継ぐことを決意します。
ちょうどその頃、将棋に没頭していた彼にとっても、それは自然な流れだったのかもしれません。
こうして赤井秀吉は「羽田秀吉」として、新たな名前と共に、プロ棋士としての道を歩み始めたのです。

羽田浩司は生きているのか?

一部では「羽田浩司は実は生きているのではないか?」という説がネット上でささやかれています。しかし――この説は完全に誤りです。
結論から言えば、羽田浩司が生存している可能性は100%ありません。
この噂の発端となったのは、いくつかの記事やSNS上の考察ですが、それらは真相に迫っているようでいて、決定的な事実を見落としています。
まず、羽田浩司の義弟である羽田秀吉の言動からも、浩司がすでに亡くなっていることが明確に示されています。彼のセリフや回想シーンには、浩司を失った悲しみと、それを乗り越えて将棋の道を進むという強い決意が感じられます。
さらに、事件当日――犯人であるRUMは、羽田浩司の死亡をその場で確認しています。もし生存していたとすれば、RUMほどの人物が見逃すはずがありません。
こうした事実を総合的に見ても、羽田浩司が生きているという説には根拠がなく、完全に否定されるべき情報であるといえるでしょう。
羽田浩司が殺害した犯人はRUM!APTX4869を使用
さて、最後の本題に戻りましょう。
羽田浩司は、黒の組織が開発した毒薬「APTX4869(アポトキシン)」を飲まされて命を落としたとされています。
このAPTX4869は、17年前の時点では、まだ灰原哀(本名:宮野志保)の両親によって開発された初期段階の薬でした。
現在の灰原のように“幼児化”する効果が確認されたのは、その後の改良版においてであり、当時のAPTX4869は明確に致死性の高い毒薬として作られていたものです。
実際、アマンダ・ヒューズも同じ薬によって命を落としており、「生存の可能性」や「仮死状態」などの余地は一切ない仕様でした。
そして事件当日、黒の組織のナンバー2であるRUM(ラム)が、羽田浩司にこのAPTX4869を直接飲ませ、殺害したというのが真相です。
つまり、羽田浩司は確実にこの毒で命を奪われたことが、物語の中で明らかになっています。
羽田浩司とRUMの関係。なぜ殺害されたのか?

羽田浩司は、今回明らかになった17年前の事件の“被害者”であり、そして黒の組織のナンバー2・RUM(ラム)が“犯人”でした。
二人の間に過去の接点はなく、初めて顔を合わせたのは、事件の前日──チェス大会の前夜のことでした。
RUMの本来の標的は、国際的な人脈を持つ資産家・アマンダ・ヒューズであり、羽田浩司ではありませんでした。
しかし、事件の裏ではもう一人の重要人物…アマンダのボディガード・浅香の存在がありました。
羽田浩司は、命を狙われていた浅香を密かに自分の部屋に匿っていたのです。
やがてRUMたちが部屋に現れ、浅香が隠れていることがバレそうになった瞬間、羽田は咄嗟に「烏丸蓮耶(からすまれんや)」という名前を口にします。
それは、過去に参加した講演会でRUMが「烏丸蓮耶」について話していたことを思い出し、彼の注意を逸らすために意図的に発した言葉でした。
しかし、烏丸蓮耶は黒の組織の“頂点”に立つ人物。その存在が外部に知られることは、組織にとって最大級のタブー。
羽田浩司は、その名前を知っているというただ一点で、“口封じ”の対象となってしまったのです。それが、彼が命を落とすことになった真の理由でした。
羽田浩司と浅香の関係。恋人関係にある?

羽田浩司殺人事件の詳細が出るまでは、様々な憶測が出ており、浅香がRUMであり、羽田を殺害した…などありました。
結論から言うと、浅香にとって羽田浩司は命の恩人です。
浩司とアマンダは仲が良く、ボディガードの浅香とも顔見知りでした。なんなら浩司は、浅香に対して好意を持っていました。
羽田浩司が浅香の命の恩人となる
RUMの本当の狙いは“浅香”であり、事件当日に羽田浩司は浅香の代わりに殺害されてしまいました。
浩司は浅香を本棚の裏に隠す時に将棋の「角」を渡しました。
羽田浩司「大丈夫!僕のとっておきの御守りを…あなたに託しますから…」
羽田浩司「「遠見の角に好手あり」ってね!これを持っていれば敵に見つかりにくいし…ずっと睨みを利かせていれば…いつか反撃も…出来ますよ…」
浅香は若狭留美となり、今も尚この御守りを持ち続けています。
浅香は当時は好意などをありませんでしたが、命の恩人として羽田浩司のことを認識している状態です。

「遠見の角」は長い長い伏線だった
若狭留美のポケットに将棋の駒のようなものが入っていることから始まり、羽田浩司の遺品であることがわかったり、「遠見お角」の回想だったりと、様々な伏線がわかりました。
なぜ若狭が持っているのか?どういった理由で持っていたのか?というのがはっきりとわかるのが羽田浩司殺人事件でした。
若狭留美は羽田浩司のことを馬鹿な奴…と言う
1011話・1012話「山菜狩りとクローバー」の話で、若狭留美は羽田浩司の遠見の角のシーンや亡くなっているシーンを思い出します。
この時、若狭留美は「馬鹿な奴…」心で思っていました。
「馬鹿な」「馬鹿…」と何度も言い聞かして、現実シーンで右目を押さえて膝をついてしまったのです。
自分のことを犠牲にしてまで助けてくれた羽田浩司に対して、馬鹿なやつ…と思うしかなかったことがわかります。
【Q&A】羽田浩司についての一問一答!

ここまで長々と羽田浩司について解説してきますが、羽田浩司について簡単に一問一答で答えていきます。
- 羽田浩司の正体は?
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プロの将棋棋士。生前はタイトル四冠を掲げており、七冠にもっとも近い男だった。
- 羽田浩司は生きてる?
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既に亡くなっています。APTX4869を飲まされて死亡。
- 羽田浩司は幼児化してる?
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既に亡くなっています。羽田浩司が飲んだAPTX4869は17年前の薬であり、幼児化する効果はなく亡くなってしまいました。
- 羽田浩司は誰に殺されましたか?
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黒の組織のナンバー2のRUMです。
- 羽田浩司はなぜ殺されましたか?
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RUMの前で烏丸蓮耶の名前を出したため、組織の邪魔になると判断されたため。
- 羽田浩司が烏丸蓮耶の名前を出した理由は?
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部屋で隠れているレイチェル浅香を守るため。
- 羽田浩司とアマンダ・ヒューズの関係は?
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アマンダが羽田浩司の大ファン。二人はチェスをする中であった。
- 羽田浩司と浅香の関係は?
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浅香はアマンダのボディガード。羽田浩司は浅香に好意を持っていた。
まとめ
ここまで考察した通り、羽田浩司という人物を殺害されたことにより、様々なキーパーソンが出てきます。
そして、黒の組織のボスと言われている「烏丸」にまでたどり着いています。今後、黒の組織の謎を解く上で欠かせない人物になっていくため、注目していきましょう!
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